伊豆の旅(春−短歌)
春の波打ちひびきつかもめ飛び旅人の行く早春の伊豆
寄する波白く砕けて丘の上に朝咲き開く椿の花かも
山頂に春風吹きて開国の下田の港真下に見ゆ
汽笛なり船の入り来ぬ下田港夕雲赤し春の日の暮る
山頂に花吹き散りて風強し開国の港に春日落ち行く
潮風に椿は赤く咲き揺れて真近に望める白き富士の嶺
今日もまた富士を望みて船い出る伊豆の港に椿の赤しも
伊豆の海に花吹きちらふかなたには富士を望みてひびく波かも
椿を歌っているけど椿自体が記憶にない、その時作ったものであり俳句のようにあとから作っていない、椿のことは記憶に残されていない、下田に強い春風が吹き、ケ−ブルカ−で高い山から下田の港を見下ろしたことは覚えている。変わった地形だったからだ。今ならデジカメがあるから次々にとっていれば思い出したかもしれない、デジカメは数をとることなのだ。そしてあとで思い出すために加工するためにとっておくのだ。その時はできなかったから残っていないのである。