2014年12月02日

冬の短歌十首(鹿島から相馬市の城跡へ)


冬の短歌十首(鹿島から相馬市の城跡へ)

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しばらくは栃窪遠し町に住み大石こそや冬に鎮まる
五本松冬の夕暮れここにしも常にしあれば心静まる
誰か知る鬼越館に北風のここに唸りて砦守りぬ
日立木の細道あわれ冬の日や町場橋をわたり帰りぬ
街道の松並木かな冬の陽の没りて淋しも人も絶えなむ
赤々とと冬の紅葉や城跡に夕日のさしてたずぬ人かな
城跡に落葉を踏みて夕暮れや城下の細道めぐり帰りぬ
一杯の茶を飲みなむや城跡の冬の紅葉の心にしみぬ
大町に冬の柳の長々としだれて暮れぬ相馬の城下
大野にそ古き碑ありぬ小川そい我が来たりて冬の日暮れぬ



北山八景

山上春霞 真柴たく煙も空にうち消えて長閑にかすむ山上の里

芦沼微雨 芦沼のあしの若葉に波越えて汀ぞひろき五月雨のころ (黒木田-岡本-成田)

高松寒月 高松の山風寒く暮るるより面影すごき冬の夜の月

小野晴雪 分けのぼる小野の細道風さえて雪に晴れたるあけぼのの空

中野 飛雪 寒けしなゆき来も絶えてふりしきる雪の中野の冬の夕風

この八景の短歌は優れている。真柴たく・・とか芦沼とか高松寒月とか冬の景色が身にしみる。
中野飛雪とあるけどこれは相馬市内であり城下町からつづいているところでもこんなに淋しい場所だったのである。
相馬市は街自体がさぼと変わらず城下町の風情が残っている。
ただ城も城らしいものがないし城下町と言ってもどこがそうなのかわからない。
ただ細い路地が多いのは城下町の区割りが残っているからである。

何回も道の駅から日立木の細道を通り町場橋をわたり松並木の街道を通り城跡につく道は一番昔を感じる道なのである。
だからこの道のことは何度も書いた。
鬼越館の鬼は北に面した所で名付けられた。確かに北風が吹きつける場所であり今の時期にふさわしい。ただあそこに館があったことを知っている人は地元でもまれだろう。
標識すらないし自分も上ったこともない。
五本松はいつもあるしあの松はあれは確かに五本あるから心に残りやすい。
この辺はあまりにも変わりすぎたから変わらないことに意味を見いだす。
なんか変わることが嫌になっているのだ。
老人になると変わらないものがいいのである。
元のままにあるというのがいいがそれが自然まで津浪などで変わり果ててしまったのである。
相馬市で黒木になっているが昔の大野村辺りは城下町につづいていた。でもやはり農村であり城下町といっても回りは農村であり田んぼが広がっていたから淋しいのである。
今は繁華になっているが江戸時代は本当に淋しい風景だった。
ただその情景は今でも同じように感じるから風景が全部なくなったわけではない。
情緒的には冬紅葉がなんともなく心にしみる。その色がまたなんともなくいいのである。今日は北風が吹いて寒くなって冬らしい。


陸前浜街道は明治以降に名付けられたもの

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仙台藩では江戸浜街道。
中村藩では中村以北を仙台通、中村以南を水戸通。
磐城平藩では磐城平以北を相馬路、磐城平以南を水戸路。
水戸藩では水戸以北を磐城街道、水戸以南を水戸街道。

明治5年(1872年)4月29日に武蔵国の千住から陸前国岩沼までの太平洋岸の街道を今後「陸前浜街道」と呼ぶという通達が出されたことによる。結局、陸前浜街道の名が正式名称として用いられたのは明治18年(1885年)2月に国道に番号制度が導入されるまでのわずか13年間に過ぎなかったが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E5%89%8D%E6%B5%9C%E8%A1%97%E9%81%93

陸前浜街道という名がなじみがない、何かそぐわないと思っていたらそうだった。
中村藩では中村以北を仙台通、中村以南を水戸通
これは今に通じている。水戸は御三家だから水戸は基点になる。
東京から今でも六号線は水戸街道と呼ばれている。
つまり陸前浜街道という名称自体がそぐわないものだった。
浜街道はあっていても陸前となると何かわからなくなる。
陸中でも何かぴったりしない。陸奥となると青森になっていた。
陸前浜街道が伊達藩でもあまり利用しなかった。
だから相馬藩だけが磐城まで利用していた。
それでも相馬市の城跡から松並木が通って日立木を通り道の駅に出る所が街道の面影が残っているのである。


 
タグ:陸前浜街道
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