

南相馬市立病院が観光スポットの穴場?
人間は長年住んでいる身近な場所のことも意外と知らない、六号線の南相馬市立病院は新しい七階建てのビルである。この建物が南相馬市でも相馬市でも一番高いのではないか?大都会では高いビルは当たり前だが田舎ではそうではない、だから意外と高いところからながめることが少ない、ながめることができないのだ。南相馬市市立病院の七階には食堂がありここから太平洋が見える、船が行くのも見える、ながめがいい場所だとわかった。この食堂では日替わりの食事ができる。たいがい同じメニュ−だからあきるがここは毎日変わるメニュ−がありおすすめである。ここの病院は誰でも自由に入れる。だから泥棒も入ってきた。
ここから丸三製糸の工場の煙がでているのがみえる。無線塔があったところに模型の無線塔がある。この無線塔は東洋一の無線塔で実に大きかった。南相馬市の前の原町市は近代化して発展した市だった。常磐炭鉱があり東京へ汽車が石炭を運んだ。原町市にも森林鉄道があり木材を東京に運んだ。
江戸時代までは、城下町中村(相馬)> 宿場町原ノ町だったけど、 常磐線が開通して原ノ町に機関区が置かれて地位が逆転して、現在まで相馬<原ノ町が続いているから、機関区が置かれたという歴史的意味は大きいよね。
鉄道の影響は今の高速道路のように大きかった。原町市というとだから明治から近代化した市としてのイメ−ジが地元にはあったのだ。相馬市は元から古い城下町ということで変わりなかった。それが原町市が南相馬市になったことでイメ−ジが変わってしまった。古い相馬藩の歴史に戻ってしまった。南相馬市市立病院のすぐ下に道の駅がある。今は鉄道の駅は以前として交通の要としてあるが車の時代は道の駅も重要になった。車が優先される時代だからだ。
ある市の歴史を知ることは簡単にできないし現在の街を知ることも結構むずかしい、通りすがりでは穴場はわからないし住んでいてもわからない、地元すら自分の住んでいる場所についてわからないことが多いのだ。現在の街を知りたかったら高い建物を見つけその一番上に上って見晴らしてみることである。南相馬市立病院の七階からは太平洋が見えるから海が近いことが一目瞭然である。でもここに上らないと海は望むことができないのだ。ここは誰でも入れるから実は観光スポットであることもわかった。でも外部の人は病院に入って観光しようとは思わないから穴場になっているし地元の人にとっても穴場でありそう思う人は少ないのである。
院内感染が怖いからだ・・・・残念
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