宮台氏を襲って自殺したのは引きこもり
(引きこもりの危険と現代社会の問題)
宮台真司さん「(男の)年齢は、でている通りロスジェネ世代。無差別殺傷事件を起こす人が多く生まれている。容疑者がなくなったことはかなり残念。容疑者の襲撃の動機がわかるかな、というところに興味がある」
宮台さんは2022年11月、東京・八王子市の大学のキャンパスで男に切りつけられ重傷を負っていて、容疑者とみられる相模原市の無職の41歳の男が、事件からおよそ2週間後に、自宅で死亡していたことがわかった。
自殺とみられている
この犯人は引きこもりであった、家族と一緒に暮していたが別に部屋を借りて一人で暮らしていた、働かなくても暮していけていた、家族が援助していたからであ
ではなぜこんな殺傷事件までになったのか?
これが疑問である、宮台氏とのかかわりでそうなった、何か日ごろから宮台氏の発言に不満があった、思想的に反発するものがあった、それが引きこもりになってネットとかで発言していたのかもしれない、ネットウヨとかも言われた人達がいた
ただこの人がどういう発言をしてどういう思想の持主かはわからない
ただわかったことは引きこもりであり家族からも分離しても無職であった
そこで一日中何をしていたのか?なぜ宮台氏を殺したいほどになったのか?
その辺がわかりにくい、思想的に反発するものがあったからなのか?
でも相手刃物で襲うということは相当に何か宮台氏にかかわるものがあったとなる
私がこの事件に興味を持ったのはやはりこの人が引きこもりだったとういことである
そのことで自分自身の経験から前から述べてきた
ただ団塊の世代で引きこもりなどほとんどいない、ほとんどが企業戦士とかなり馬車馬のように働いた、そして高度成長時代を築いたのである
中卒も多く金の卵として都会で働いた時代である、その時代の差がある
私は特別恵まれて三流大学を出ても就職もしなかったのである
そういう人はまれだったのである、でもふりかえれば私は必ずしも引きこもりではなかった、なぜなら20代とかは底辺でも労働していたからである
そして大学は東京だったから親元を離れた生活をしていたからである
それが人間形成に良かったのである、かわいい子供には旅させろというのがわかる
親元を離れて人は一人前になる、でも社会になじめず引きこもりになったのである
こうして引きこもりの経験者だからその心情が理解できるのである
引きこもりは社会性が喪失してゆく、一人閉じこもっていると上から命令されるものもいない、別に上司にしかられることもない、ただ一人でありそうなると何か自分自身が偉いという感覚にもな実際は落ちこぼれでも誰かに雇われる使われるとかではない
自分が常に主人でいられるのである、ただ親がうるさければそれが問題とはなる
でも親が許していれば三食つきであり親は召使のようになっているからいい身分なのである、私は30歳からそうして引きこもりだったのである、それも30年間とか長いのである
だからそれをふりかえったとき異常だったとなる
ではその30年間何をしていたのか?それは自分の好きなことをしてきたのである
主に旅をしてきたことになる、それで地名に興味をもってその方面から歴史とかに興味をもったり詩歌を追及して来たのである
ただふりかえりこういう人生は危険なものでもあった、社会性が喪失して何か変な方向に向かうことになる、だからアウトサイダーとも似ている、でもそういう人は特別優れた天才とかなっていた、今はそれが普通の人でもなる普通のことになったのである
なぜなら本当に引きこもりというかニートというかそういう人達が田舎でもいる
なぜか自分はそういう人達と逢うのである、類は類を呼ぶということにもなる
そういう人を見ると何か体も貧弱であり劣っている、だから社会に適合できなかったのかと見る
一方でアウトサイダーとなると全然違っている、むしろ優れていて社会に適合できない天才が多いとなる
そしてそういう人は狂気になった、ニーチェでありヘルダーリンであれ文学の分野でそういう人がいる、そういう人達はむしろ特別優れていて社会に適合できなくなったのであるでも今の引きこもりは普通の人でありむしろ何か劣っていてそうなった人達である
ただその数が多すぎるから何なのかとなり社会問題になったのである
ただ何かアウトサイダーと似ているのである、ただこれだけ数が多いということ別な問題として引きこもりが生まれたとなる、引きこもりの効用としては社会から離脱して人と極力交わらないとういことで禅僧のようになる、沈黙業をすることになる
それは寺だったら許されるが社会ではそういうことは許されないのである
でもその効用はある、沈黙するということは自然と一体化するのにはいいのである
なぜなら大地であれ山であれ木であれ石であれ沈黙しているからである
だから自然と一体化するには沈黙をすることを学ばねばならないのである
でもそれは社会にいてはできないことである、また社会から離れて生活することは社会のことはわからなくなり危険にもなる、社会の常識から逸脱してゆくのである
だからインタ−ネットとかが生まれてネット空間だけで対話などしているとおかしくなるこの人はどういう状態でそうなったのかわからない、わかっているのは引きこもりだったということである、でもそれが危険なことは理解できる
つまり小人閑居して不善を成す・・・これなのである、また君子危うきに近寄らず・・なのである、一般的に小人はそうなる、隠者とかになり閑居することはハードルが高いのである、よほど優れた人でないとできないのである、だから若い時は社会人として働き社会的常識を身に着けた方がいいとなる、その後に引きこもりになってもそういう人はまた違ったものになるかもしれない、この人がなぜこんな犯罪を犯したのか、そしてまた自殺したのか・・・・・これは引きこもりした結果として起きたことである
それは私が経験したことで理解できるのである
これは現代的問題でもある、それだけ引きこもりが多いからである、もう一つの問題として社会に適応できないというとき社会で自分に合った職業などにつけないことがある
そんなこというのは贅沢だというのもわかる
でも現実問題として別に仕事が嫌ならやめても生活に困らなければ引きこもりになるのは当然だともなるのである、自分に合わない仕事をしてもまた精神が病んでくる
それで現代でぱうつ病が増えているのである、それは天職などにつける人が少ないからである、何か機械の歯車のようにされるのが現代社会である
私自身の仕事も流れ作業とかしかなかった、それで仕事自体に嫌悪を覚えるようになった別に自分に合った仕事があればそういうことがないのである
それは確かに甘えだともなるが別に生活できれば親でも援助してもらえるなら自然とそうなるのである
とにかく引きこもりは百万人一人くらいの天才的アウトサイダーとかは違うものである
でも似ているのである、社会から脱落したとしても別に生活できるなら社会で無理して働くこともないとういことである、いづれにしろ天職につける人などこの世にどれだけいるのか、社会に適合したとしてもただ社畜だとか自ら言っているように奴隷だと言っているように不本意なものとして働いているのが大多数にもなる社会である
そこに根本的問題がある、ただ引きこもりとはアウトサイダーとは違って何か能力的にも欠けている、体自体が何か貧弱な人が多いようにもみえる
すると力仕事ができないとういことで建築土木関係の仕事にもつけないのかとも見る
それは天才的アウトサイダーとは似ていても相当に違っているとなる
確かなことは人間は天職につける人はまれでありそんな仕事をなど与えられないのである社畜であり奴隷的仕事が多いということである、昔の職人だったらそういうことはない
自分の仕事に誇りをもっていた、だから下駄一つでも作った人の名前がついていたり
今でも近くで包丁を作っている人がいて名前がついたりしているのである
手仕事の時代はそうして自分の作ったものに誇りをもっていた、今は大量生産になればそういうことはない、みんな巨大の組織社会の部品化するのである
昔は徒弟制度などがありふそこで技を磨くだけではなく人間として教えられるものがあった,今はそういう場所がなくなった
学校は膨大な知識知識を詰め込む場所であり人間と人間が向き合うような教育はなくなった,本質的に人間を育てる場所がなくなったのである、それは社会自体の機能不全でもあるそこそこに教育というだけの問題ではない解決しないのである
そして大衆化してナチス化する、それは現代文明社会の病理的現象なのである
カルト宗教団体でもそうである、それはアウトサイダー化したものより最も社会に適合するものとして生まれたのである、なぜならその組織は軍隊化していて結局現代社会と適合するものとして生まれた、それが極端になるとナチス化するのである
そこに一切もともと宗教を追及しているものなどないのである
でも数が多いとういことは社会化して権力化するから正常として認められるのである
ということは現代文明社会事態が異常だともなる、そうして何が異常か正常かもわからないのが社会なのである、それで文明社会を極端に否定するアウトサイダーが生まれたのである、その人も異常にしろ社会も異常なのである
ただ確かなことは引きこもりとかは異常化して犯罪者にもなりやすいのである
また狂気化も異常化もしやすいのである、ただ個人も狂っているが集団組織も社会も狂っているとニーチェが言ったがまさにそうである、社会もナチスのように狂気化するし
それだけ現代文明は狂気的なものになっている、もはや誰も全体のことなど知り得るものがない、カオスでありそこで狂気が生まれる、ファシズムでも生まれる
そうなっても数が多ければそれが正しいとなり何でも通ってしまうのが現代でありナチス化するのである
金銭面では金の匙くわえて生まれてて勝ち組ぽいなのに、もったいないなあ
一度でも貧乏経験あればこんな仕上がりにはならなかったんだろうね
ひきこもりにはこうして恵まれた人がいるだろうなあ
この人は20代でも働くことなかったのかな何か苦労したこともなかったのかな
やはり人間若い時はなんであれ苦労することが大事だ家から離れることも大事だ
この人はそういうことがなかったのかなあ,貧乏の経験も大事だよな
そうすると無駄に金を使わないから
とにかくこの人の動機がなんであったのか動機が何であったのかその辺がわからないそしてなぜ死んだのかそれもわからないただ危険を感じて自殺したのか
引きこもりはこうして危険なのであるいくら恵まれていても危険なのである
もう40になったらどうにもならないともなるそして40になるのはすぐなのである人間はやはり社会的動物なのであるま普通はやっぱり社会的動物として生きることがいいのであるアウトサイダーとなるとハードルが高いのであるだから小人閑居して不善を成すになる