原発事故と似ていたドラマ
(必殺仕事人ー漁師が魚より黄金を求めて殺される)
必殺仕事人はBSで見ている、今日のドラマは漁師が沈没した船にあった黄金を引き上げるそれをさせたのは役人であり悪徳商人である
懸命にその黄金を引き上げたのだがそれと引き替えに殺されてしまった
その漁師は魚がとれなくて家族で苦しんだことを言っていた
それが悲惨でありどうしても金を欲しいとなり千両もらえるとしてその海に沈んだ黄金を引き上げてることを請け負ったのである
これは何か原発事故になったこの辺の状態と重複する、ダブって見えたのである
漁師は船主だと漁業権をもっていて事故前も補償金をすでにもらっていたのである
それも多額だから原発御殿を建てたとか回りからうらやましがられていたのである
別にみなん漁師でもないし船主でもない、港があってもそこに住んでいる人がみんなそうではなかったからである
漁業組合が漁業権をもっていて大きな力をもっていた
その組合の許可なしでは原発を建てられなかったともなる
そもそも原発というのは黄金だったのである、金のなる木だったのである
その金額の巨大さにはただ驚くばかりだった
原発事故後も国の税金が湯水のように使われたのである、除染だけで何兆円とかいうのも驚きだった、それは地元にではなく東京のゼネコンに流れたのである
そして地元でも富岡なのか大熊なのか町長の金庫が津波で流された、それを探してほしいとなった、そこには5億円の金が入っていたという噂だった
それは単なる噂ではない、火のないところに煙はたたない、
関西電力幹部らが福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)らから多額の金品を受け取っていた問題は会長、社長を含めた関電幹部の大量辞任という前代未聞の事態に発展した3億2000万円相当もの金品の原資は、関電高浜原発の立地に伴って地元につぎ込まれた「原発マネー」とも疑われる。舞台となった高浜町とは、どんなところなのか。町の人々は何を思っているのだろうか。
このように原発マネーは莫大なものでありそれに人々は群がる
マスコミでも電事連から800億円の宣伝費が流れたとかなりその危険性を報道することもなかったのである
それで事故が起きたとき東電にマスコミの幹部が招待されていたのである
それは朝日新聞でもそうでありマスコミ全部がそうだったのである
地元のマスコミでも報道機関でもやはり同じだった
「安全神話」に加担していたのである
だから漁業組合だけではない、その金にあらゆる人が群がっていたのである
東電に天下りした官僚もそうであり既得権者となるものがそうなっていたのである
最近既得権者を批判するyoutubeなどで報道している、加治将一氏のyoutubeではそうである
官僚とかには検察も入っている、その検察も東電に天下りしている、海上保安庁とかでもそうである、それから5億円の金庫で話題になった町長でも自治体の役所の権限をもっている人に金がまわるのである
ただ下々のものは原発の危険な場所で働く、でもそこでは普通の給料の三倍とかもらえるからみんなそこで働いていたのである、それも恩恵だったとはなる
ともかく人間は金に狂う、金しか見えなくなったのが現代社会であり資本主義社会である農業している人でも親が農業するなというときそうだった
それで子供は農業をするな殴られて原発や工事現場で働くようになったのである
農業も漁業と同じく生活的には苦しいからそうなったのである
戦前でも農業は悲惨だった、特に小作は悲惨だった、それでその時も金、金、金だと訴えていたのである
農業だけでは豊かになれないからそうなっていたのである
だから江戸時代であれ漁師でも魚がとれなかったらお手あげになる、それで餓えたとか死んだとかなりそれで海に沈んだ黄金を引き上げれば千両入るということで引き受けた
でもあえなく引き揚げたら殺されたとなる
その背後には金を扱う役人が後ろでかかわっていたのである
たいがいそういうシナリオになって必殺仕事人がその悪役を殺して終る
何か原発事故はそれとは違っていても似ていたのである
つまり漁師でも農民でもその生業では豊かになれないから原発に頼った
それは黄金に頼ったともなるのである
でもここに大きな落とし穴があった、黄金のために眼がくらみそのために殺されるまでになった、そのことはこの辺と似た面があった
原発から出る金で目がくらみ故郷が放射線で汚染されて住めなくなった
また家族が離散してばらばらになったとかある
今原発避難区域に住んでいるのは老人がほとんどなのである
老人だけが取り残されてしまったのである
結局金に黄金に目がくらんでしまったのである、それもそもそも双葉とか大熊とか辺りは浜通りでもチベットとか言われ出稼ぎ地帯であり地元で働きたい住みたいとなり原発を誘致したのである、その地元に原発で住めなくなったのも皮肉である
でも人間貧乏から脱出しようとする、豊かな暮らしをしたいというのは責めることはできない、ただそれがなぜ間違った方向に行ったのかは考えるべきだとなる
黄金に目がくらんだ、それで他のものが見えなくなった
何か大事なのもか価値あるものか見えなくなった
それはここだけではない、今は資本主義社会では金にならないものは価値がないとされるからである
でも金にならないものの価値がこの辺では見直された
それは故郷に住めなくなったとか華族かばらばらになったとか町とか村がゴーストタウンになり歴史が失われたとか回復しないとかでそこにあった金にならないものの価値が見直されたとなる、それよりそこで金にならないものの価値を認識したとなる
つまり金にならないものは価値として認識できなくなっていたからである
漁師は魚をとることは本来の仕事である、農民は食糧を供給するのが仕事である
それが金にならないということで原発に頼ったともなる
ただ原発事故前はそういうことが見えなかったのである
事故になってそういうことが露わにされたのである
まさに悪徳役人は官僚であり商人もそうでありそういう人達にたぶらかされてまた漁師が黄金に目がくらんで一攫千金を夢みてそうなった
そうして殺されてしまったのである
ただ人間が豊かになりたいということを止めることはできない、そうはあっても何か黄金に目がくらんでしまった、現実に船主の家に招待された人が本当に黄金の間があったらしい、贅を尽くして原発御殿が事故前に作られていたのである
それも津波で流されてしまったのである、あとかたもくなったのである
それでも事故後も軽く一千万とかもするような庭を作っている
それは船主の家だということがわかったからだ
それだけ金が入っていたということである、だから漁業組合がトリチウムを海に流すなという時矛盾なのである、また交渉として補償金をとるのかとも見るからである
つまり漁師の本来の仕事は魚をとり供給することだからである
いづれにしろこの辺に起きたことは津波でも原発事故でも大きなドラマになった
その時自分の家も介護とかでさんざんな目にあった、それもドラマだった
大きな歴史に残る事件でありドラマとなったのがこの辺だったのである