世界史をふりかえり未来を見る
(西欧文明からアジアの精神文明の再興へ―中国は指導国になりえない)
●大航海時代から始まった西欧化
大航海時代から世界はグロ−バル化してきたのが世界史である
それはスペインとかポルトガルとかが南米のアステカとかインカ帝国とかを滅ぼしたりしてきたことである、アメリカでも先住民のインディアンがいてアングロサクソン系に白人に絶滅させるほどに侵略された
それで今になり黒人など先住民でもコロンブスの像を侵略者として壊した
大航海時代から世界はヨ−ロッパ化することとして展開したのだ
イギリスが七つの海を支配したということでもそうである
その時ボンドが今のドルと同じになっていたのである
エジプトボンドとかあるときそうした時代の名残りとして今もある
ヨ−ロッパの列強が世界をアフリカから中東から北米南米と進出して侵略して新たな国家を形成したのが大航海時代からの世界史だったのである
中東のイスラエル国家建設でもイギリスとかの力で生まれたのである
次にアジアの植民地化があった、アメリカだと黒人を奴隷化して連れてきたのはイギリス人だった、それで奴隷商人の像がイギリスで倒されたのである
今イギリスにはアフリカとかかの黒人などが来ているから反感となった
こういう大きな世界史の流れは見ておくべきである
アジアはインドから植民地にされて悲惨なことになった、そして東南アジアでもヨ−ロッパ列強の植民地になった、ベトナムはフランスの植民地となった
それでカトリック教会がある、プロテスタント系ではない、ネパールでもミャンマー(ビルマ)でも英語をしゃべる人がいるという時イギリスの植民地となったからである
そして中国はヨ−ロッパの列強にモザイクのように支配されたのである
日本じも満州、朝鮮半島を植民地化したのである
この時アジアでは世界でヨ−ロッパの植民地にならなかった唯一の国だった!
この時世界地図をみればわかる、ヨ−ロッパ列強の植民地として世界がぬりつぶされる
でも日本だけはそうならなかった、これは本当に奇跡的なことかもしれない。
ここだけはやはり日本が世界に対してどういう国だったか知るべきである
もちろん過度の日本讃歌ではない、冷静に合理的に世界史を振り返るべきなのである
そういう大きな世界史の流れがありその中にアジアがあり日本がある
そういう大きな世界史の流れの中に位置づける作業が必要になる
要するに400年なのか500年なのか西と東の文明が交互に興隆してきたという世界史をみなければならない、だからこれまでは西の西欧文明が世界史となったのである
その前はイスラム文明が世界の主流だった、その前は中国文明だったとかなる
明らかなことは西欧文明が世界史となったのが大航海時代からそうなのである
●アジアで唯一植民地化されずアジアを先導した日本
文明の歴史をふりかえれば世界の揺籃の地は今のイラクのメソポタミアとかにあり今の中東地域である、そこの歴史は古い、楔形文字とかすでにあった
文明と認められる要件として言葉はどの民族でも小さな部族でさえある
ただ文字は高度なのものであり文明の要件である、だからマヤ文明とかインカ文明でも文字がなかったのである
日本でも奈良時代以前は文字がなかった、でも奈良時代に中国の唐から漢字を取れ入れて文字をもったのである
そして言語学から見るとインドヨ−ロッパ語族がありそれが主力となっている
英語はドイツ語が基でありそれもインドヨ−ロッパ語族になる
これは文法的に中国でも主語の後に動詞が来るとき共通している、またアイヌもインド
ヨ−ロッパ語族の端に入っている、文法でもhave動詞を使っているからだ
つまりアイヌはヨ−ロッパ系のインドヨ−ロッパ語族になる
何か顔が彫りが深いからそう感じる、インド人とも似ている
アジア人は堀が深くない、平べったいからである、ただ縄文人にもヨ−ロッパ人のように足が長い長身の女性がいた、それは土器に残されていたからだ
ただ中国人で満州族とか遊牧民で背の高い大柄な人がいる、女性にもいる
だからアジアでも人種が多様だからそういう人達の系統かもしれない。
とにかく大航海時代からは西欧文明化されたのが世界史だったことは確かである
世界は西欧文明の挑戦をすべて受けたらがある、それに応戦できたのは日本文明だけだった、これは世界史で特筆するべきものとして注意すべきである
だからなぜ日本だけが植民地化されなかったのか?
これを歴史として解明することが大事だとなる、疑問なのはなぜ技術にしても明治にヨ−ロッパの学問でも技術でも科学でも取り入れてアジアで最初に西欧化できたかである
江戸時代に駕籠で人を運んでいたような時代から技術的にも一挙に進んだかというのが謎になる、ただ江戸時代300年はただ無益に過ごした訳ではなかった
そこにやはり歴史の蓄積があり日本文明の骨格が形成されたとなるからだ
そうでなければ明治維新がありえないのである
ヨ−ロッパの圧倒的な力でも技術力でも植民地化されていたからである
江戸時代は何か歴史の中で忘れられてしまった、それも見直す作業が必要になる
江戸時代と西欧化した日本が歴史的継続として見れないのである
何かそこに断絶があり突如として西欧化した日本が現れたように見える
でも歴史は継続であり江戸時代があって明治維新もありえたのである
中国は西欧化できなかった、植民地化された、それはなぜだったのか?
西欧化というとき日本では西欧文明を漢字として翻訳した
その日本で漢字化したのを今度は中国で使用しているのである、その数も多いのである
中国ではそれができなかった、そこで遅れてしまったのである
日本の文化は明治から翻訳文化だったということが言われる所以でもあった
第一中国とか日本にないもの市民とか訳すにしても市民という実態がないから翻訳しても理解していないのである、言葉があるとしたら必ずその実態があって理解するからであるパスポートに国籍と同じくどこの市に所属するかとを記するのはヨ−ロッパ文明だからそうなる、シテズンシップになるからだ、ところが日本にはそうした市民などいない
町民とか農民とか侍がいたとしても市民は存在しないかったからだ
だからヨ−ロッパ文明の概念を理解することができないともなっていたのである
●資本主義も共産主義も西欧化から起きて同根
そして世界史で注意しなければならないのは資本主義があり社会主義に世界が分断されたという時、それも西欧化されたものとしての分断である
マルクスが階級制とか資本主義を批判した時、実は社会主義にも共産主義も西欧文明から生まれたものなのである、だから同根だとされる
ヨ−ロッパが貴族性が強固にあり階級制があるからこそマルクスは階級史観で世界史を解説したのである、それが宗教のようになったのである
また共産主義がマルクス主義が実は国家を廃止するということでも今の資本主義のグロ−バル化経済と似ているのである、グロ−バル化経済は国家を無くすことだからである
世界のプロレタリア‐トよ団結せよというときそこに国家がないからである
労働者とは資本家しかないのである
それでグロ−バル資本主義でもその世界観とかは同じである
国際金融資本家とかが多国籍企業とかは国家を越えて世界を支配する組織だとなるからだ国家の否定では共通しているのである
つまりソ連でも中国でも西欧化されたものとしての共産主義がありそれは資本主義と必ず対立する思想でもないのである、根は共通なのである
なぜならナショナリズムとか国家を否定するものであるからだ
でも結果は判明した、壮大な実験の結果は判明した、共産主義は一党独裁で対立するものを虐殺する、それは徹底していたのである、権力争いであり対立するものを許さない
思想の争そいのようで一党独裁でありその幹部が権力を掌握するものだった
だから厳しい粛清がありソ連でも千万単位で粛清されて虐殺されたとしている
中国でもそうである、それは天安門でも実証された、反対勢力は許されないのである
殺して抹殺するのが共産主義者であった
でも皮肉なことは共産党員が中国の富を独り占めして幹部が兆もの金を得る不平等の国家となったのである、結局これも人間の欲が消えるわけではないから権力闘争の世界となり権力を得るためにそうなっただけなのである
なぜ中国と日本が共同しえないのか?それは共産主義の一党独裁の国家に従えないということである、いくら大国で経済力があっても恩恵があっても今の一党独裁の中国共産党とは共同できない、日本は従うことはできない、つまり以前として共産主義のイデオロギーでもおしつけてくる、それで思想的弾圧も生れて来る
それがウィグルでありチベットである、思想の自由は保証できない、チベットでもそれは歴史的に風土からでも独自の仏教国となったのでありそれを否定することはその国の存立基盤を破壊する、経済的恩恵を与えてもそうした思想や文化の弾圧に人は絶えられないのである、つまり歴史と風土から作られた文化を否定することに従うことはできない
そこにマルクス主義の世界化の問題が最初からあった
共産主義の理想は中国でも実現されず極端な不平等な世界になった
共産主義も資本主義もその根はヨ−ロッパから発したものである
ということはもし中国がアジアの指導国になるとしたらアジアの思想が必要になる
ではアジアとはなになのか?アジアの思想とは何なのか?それが問われる
アジアといっても広いからである、確かなことはアジアが中東まであるときイスラム世界もかかわるからアジアとはオリエントとは宗教発祥の地でありそこに共通の基盤かあるともなる、なぜなら仏教がインドから発して中国に渡り朝鮮半島に渡り日本に伝播して日本化した宗教になった
中国にその遺跡が残っている、その時代が共通の価値観のアジアの基盤を作ったともなるただその後はアジア共通のものはなくなった
つまり西欧化でありキリスト教を基盤として価値観が世界を覆ったのである
いづれにしろ中国と共同しえないというとき中国が確かに経済的にはアメリカのコピーで成長して巨大化した、でもそれは物質的なものであり精神的なものではない
第一アメリカ自体が物質的であり精神文明とかは形成されていな若い国なのである
ある意味てインデアンを虐殺して殺してきたように今でも銃の国であり野蛮な国なのである、銃をみんなもっているから黒人でも警官は銃で撃たれることを恐れて先制攻撃に出るそうしないとかえって銃で警官も撃たれるという恐怖になっているのだ
それでアメリカ強大な軍事力で先制攻撃してきた、敵対するものをたたきのめすのである
●物質文明から精神文明、アジアへの移行
アメリカには精神文化が育たない、物質文明なのである、宗教でも哲学でも思想でも育たない、野蛮な国なのである、キリスト教国であるとしてもその価値観は拝金主義となり
世界の富を収奪する、多国籍企業とか資本主義でもドイツの修道院からはじまったようなキリスト教の隣人愛からのキリスト教とも違う、だからアメリカからは芸術でも生まれないのである
ただ世界的にみればこの物質主義は世界的なものでありもう精神文明はない
不思議なのはエジプト文明とかは精神文明がありあらゆる動物を人間のようにみなすものがあり環境と生態系と調和した文明だったのである、だからこそ3000年もつづいたとなる現代の文明は世界的に共通している、それは大都会を見ればわかる
世界的に都市は共通している、そこにかつての文化はない、高層ビルがあり交通機関が発達してビジネスの街となっている
現代文明は都市文明であり世界中の都市は外見でも共通しているのである
そしてもう新しい文明は起こらない、文明自体が終わりを世界で迎えつつある
ただ文化はその土地土地があるかぎりその土地独自の文化は生まれ継続される
ただ文明は終わるのである、それはやがてエジプト文明でもマヤやインカ文明でも廃墟として残されることになる
中国文明でも過去の再現なのである、中華帝国の再現なのである
過去の亡霊の再現なのである、共産主義という名を借りた中華帝国の再現なのである
共産党一党独裁の王朝の再現なのである
ただ経済的には肥大化したものでありそこに精神はない、その経済力でもアメリカの技術のコピーであり中国独自のものではない、漢字なら中国独自ものであるが今の中国はみなアメリカのコピーなのである、それは日本のコピーでもある
つまり中国には今はただコピーによって経済が肥大化したものであり世界を導く思想とか文化とか何か精神的なものがない、共産主義自体がヨ−ロッパのコピーである
ただ21世紀はそうした経済成長とかは限界になっている、自然環境の破壊があり環境破壊がある、それを象徴したのが福島原発事故だったのである
そこに科学義技術社会の限界が現れた、そのために空気も水も土も木も汚染されて住めなくなった、これほどの被害はなかった
科学技術には限界がない、すべてが科学技術が解決するというのは幻想なのである
科学技術は人間をすべて幸福にはしないし問題を解決もしないのである
だから科学技術はギリシャ神話のように人間の呪いにもなっていたのである
日本でもなぜ技(わざ)が災い(わざわい)となったようにそういうふうにすでに意識されていたのである
要するに人間の限界があり科学技術の限界もあり理想から起きた資本主義が強欲資本主義になり共産主義は大殺戮イデオロギーとなった、それは歴史で証明されたのである
政治だけは依然として何も変わらない、人間の欲の権力闘争となっている
中国は政治の国であり熾烈な権力闘争の国であることは変わりないのである
それが中国人の業(カルマ)だともなる、その権力闘争のために自壊してゆく
それは三国志時代からの中国の歴史だったのである
ただ歴史のサイクルで西が栄える時代は終わったことは確かである
大航海時代から西欧文明の時代でありアジア文明は遅れたものとしてあった
でも今21世紀からは精神文明の時代に移行する、コロナウィルスでもそうした内面化の時代になる、だから瞑想とか自然への回帰になる
西欧の物質文明は頂点に達してまた内面へ精神への回帰が起きる
つまり宗教とか哲学の時代になる、また芸術の時代にもなる
ただ宗教といっても仏教であれキリスト教でも物質主義にそまっている
むしろ世俗より権力志向であり物質志向である、政治的であり経済中心である
カルト宗教団体が現代の宗教でありそれは物質主義とか資本主義とか社会主義でも
そうした現代の思想に組み入れられたものであり全く精神性はないのである
物欲権力宗教なのである、そこで語られれるものは物欲とか権力しかない
毎日それを得るために祈っているのである、だから現代産んだ異常な世界でありオウムなのである
国家神道でも創価の仏教でも幸福の科学でもエホバでも現代の宗教は宗教ではない
カルトでありファシズムと変化する、それは容易にナチスともなり世界に混乱と闘争をもちこむ
それは現代文明の産物であり本来の宗教とは一切関係ないのである
集団化して政治集団と化して権力をとることを目的としているからだ
20世紀は政治、軍事、経済、科学技術の世界でありそれが二回の世界大戦があり何千万人が犠牲にされた、日本もそうした世界の動向に巻き込まれて戦争になったのである
大航海時代からグロ−バル化が起きて日本もその中に組み入れられて戦争に巻き込まれて3百万人が死ぬ結果になったのである
日本の戦争を日本人の犯罪とするのは間違えである、世界戦争がなぜ起きたのか、それを今問うべきである、それは大航海時代からはじまりグロ−バル化した結果として起きたのである,グロ−バル化とはすべていいものとして働いたのではない、その負の面が今意識されるようになった、それはコロナウィルスでもそうだった
たちまちウィルスでも世界に広まったからである
グロ−バルの負の面が世界中に意識されたのである
それが中国発の武漢ウィルスだったということが象徴している
中国の巨大化が世界中をまきこみ災いをもたらしたのである