2019年10月18日

阿武隈川氾濫の丸森町の被害はなぜ? (ここも地形が関係していたのー扇状地帯だった)


阿武隈川氾濫の丸森町の被害はなぜ?

(ここも地形が関係していたのー扇状地帯だった)

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宮城 丸森町 浸水原因は阿武隈川へ流れ込む支流の氾濫か


阿武隈川の流域の概要


今回の丸森町の台風19号の被害は大きかった、そしてまたここでもなぜこんな大きな被害になったのだろうかとなる
津浪でもなぜ津波が来てあのような甚大な被害があった
それで地形のこととかを考察した

津浪になった所はもともと海だった

千曲川でも洪水になった所は川だった、流域であり扇状地だった

阿武隈川の扇状地にできたのが丸森町だった

地図をみて今回の被害の写真をみると丁度阿武隈川が山間から平地に出る所だから扇状地になる場所だったのである
だからこれもそもそもなぜそういう危険な場所に住むようになったのか?

もともとこうした平地は川の扇状地だから住めない、海岸地帯がもともと海になっていたり湿地帯になっていたのと同じである
原初の状態を見ることから歴史がはじまる、災害があるとき必ずその土地の原初の状態を知らねばならない

なぜこれほど広範囲に被害になったのか?
それは阿武隈川が大きい川でありそれが扇状地となるのも広いからそうなった
金山城がある麓の金山にも水が来ているように見える
それは今回は支流が氾濫してそれが広い範囲の被害になったというのもわかる
阿武隈川の本流が水かさをまして支流の水が流れなくなり逆流してブックウオーターになりあふれて被害が拡大した
それは盛んに倉敷の真備町とかでも言われたし今回もそのバックウオーターで被害が拡大した

そして丸森町の斎理屋敷のある中心部から近くに支流が三つくらいあった、金山の方面にも支流があった、その支流があふれた結果が被害が拡大した
とにかく扇状地というのは平坦な地であり丸森のように山が多いとそこが貴重な場所になる、そこで開拓して米を作るようになる
それは海岸地帯を干拓して米を作るために田にしたのと共通している
津浪ではそうした開拓した地域が津波で元の海になったからだ
今回の洪水でも阿武隈川の扇状地帯がもとの川の流域になったのかとなる

ともかく阿武隈川は大きな長い川だから洪水の被害は常にあった
ただ何か被害がないと見ているのは日本人は災害が多すぎて忘れているのである
災害でも10年とか過ぎると忘れることがあるからだ

とにかくその土地をみるとき必ず原初の状態を見ることから始めねばならない
そこから郷土史でも歴史でもありうる
なぜ初めにあったのはその土地でありその地形とか地勢でありそれは今も変わらないからである、ところがそこに住んでいる人たちはそれを意識しなくなるのである
そこがもともと海だったとか川だったとか意識しなくなる
そこで災害に備えられないのである

バックウオーター現象はわかっていた、でもその支流地帯にも人は家を建てている
街を形成している、支流は小さいから安全のようにも見ている
それが今回のうように大きな被害になる

丸森という名前が丸山城がきている、その丸と森が合体して丸森町になった
その丸山城も小高い山の上にあり金山城も小高い山の上にある
その麓に家臣が住んだ跡がある
そこは相馬藩が一時城主ともなっていたのである、後は伊達藩になった
舘矢間(たてやま)という地名でもやはり舘とは館であり小高い山の上に舘があった地域なのかとなる、舘山なのである
だから丸森町は相馬藩と地形的にもつづいているから関心があった
阿武隈川と蔵王を見えるし森が深いから地形的に魅力を感じていた
それで秋になったからまた自転車で行こうとしていたのにこんなことになることに愕然とした

丸森町は宮城県だけど半分相馬藩のつづきであり宮城県の伊達藩でもそうなる
新地は実際は伊達藩でありその後に福島県に廃藩置県で組み入れられた
でも相馬郡になっていて福島県に入ったのである
そういう境界の地域であり丸森町も似ていたのである
ただ地形的に山にさえぎられているから飯館村のように別世界に感じる
日本の地形が山が多いから「山のかなたに幸いがある」となる国なのである

いづれにしろ丸森町は関心があり身近であるから何か応援したいとなる
全国になると何か身近でないからそういう気分になれないが丸森町は身近なのである
ただ何かするにしても寄付するくらいしかないだろう
今回もこんな大きな被害になるとは思いもよらなかった
平成は全く平成ではなかった、令和になってもやはり災害が続いている
これだけ文明が発達しても災害を防げないのはなぜだろうとなる
かえって人は無造作に危険な場所に大勢住むようになった
堤防を作れば安全だとか人工物で防ぐようにしたがそれを上回る自然の力で災害がつづいているのである
人間はいくら文明化して自然の大きな力を制御できないである


posted by 老鶯 at 17:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層