2017年01月31日

世界歴史からふりかえる (アメリカのトランプ大統領の移民排斥はなぜ?)


世界歴史からふりかえる


(アメリカのトランプ大統領の移民排斥はなぜ?)


移民問題は歴史的に世界で起きていた。大規模な民族移動がありゲルマン人の移動などが世界を変えた、歴史を変えた、ゲルマン人の移動でローマは滅びた
世界史は民族の興亡である。戦争では負けた民族が奴隷になる。
スラブ民族とはSlave(奴隷)のことである。奴隷化された民族のことである。
その辺は確かにヨーロッパでも遅れた地域でありそこからEUに労働者として移民となり移動してくる、より豊かな国に人は移動するのは今も昔も同じである。
世界史では強力な民族しか生き残れないのである。
異民族の戦いでは負ければ皆殺しになる、ただ奴隷にされたというときそれは人権的に進歩したのである。なぜなら皆殺しよりはいいということになるからだ。
世界史ではこうした民族間の弱肉強食が普通だったのである。
だから世界史を見るときは日本史を見るのとは違った視点が必要になる。


トランプの移民排斥がなぜ起きたのか、それも歴史の繰り返しだったのである。
メキシコに国境の壁を築くというとき万里長城を思い浮かべる、遊牧民が豊かな農耕民の中国に食料をもとめて侵入してくるからあの壁ができた。
メキシコ人も貧乏だから豊かなアメリカを目指して国境を越える、そこは陸続きだからとめることができないから壁を作る、万里長城を作るとなる
それは歴史の繰り返しでありトランプ大統領の過激な政策もそうである。
アメリカも建国して200年とか時間が過ぎれば何でも無制限に移民を受け入れる時代ではなくなっていた。
なぜトランプ大統領になったかというと移民の国でも元から長く住んでいた人に権利がありその人たちが中核となるべきだ、エスタブリッシュになるべきなのにその白人層が移民により仕事まで奪われて地位も脱落して行くことで不満が募りトランプ大統領がその不満な旧来の白人層に利益を還元するということで当選したからだ。
それだけではない、アメリカに先に移民して国籍を取得した移民もまたトランプ大統領の支持者だった、新たな移民が次々に入ってくれば低賃金競争にさらされるからである。

アメリカという国家は何なのか?アメリカの建国は旧来の白人層が作ったものでありその層を中心にして国があるべきだとなる、そういう国が何なのか、その混乱が起きている
日本だとそういう混乱があったのは奈良時代までである。
その時までいろんな民族が混交していたし国作りでは韓国系統が大きな役割を果たした。それで何か韓国系統の地名が日本に残されている、地名は一番古く住み着いたものが残している、日本では蝦夷であり蝦夷がもともとの原住民だった、そこに仏教が入り蘇我氏などが日本の古来の神道系の物部氏と対立したが仏教系が勝利して日本を統一したのであるそれはアメリカではインディアンがいたがそれは移民によって虐殺された
ただ地名がインディアンの地名になっているのは蝦夷とにていたのである。

アメリカとは何か、アメリカ人とは何なんだとということが今問われている
アメリカファーストでありそのアメリカ人は誰なのか?旧来からいた白人層だとなる
もはや無制限に移民を入れることはそうした旧来の白人層とかのアイディンティティも破壊される、ヒスパニックが10パーセントも入ってきて言葉も通じない、その人たちとは文化も共有できないとか軋轢が大きくなる
でもまたアメリカにそうした強固なアイディンティティがある国家なのかというのもある他の国はそれなりの歴史があるから同じ言語でありアイディンティティをもった国である韓国だって小さいとして言葉があり歴史があるからである。
アメリカはそういう歴史によって形成されていない、多くの民族の意味の寄せ集めの国だとなる。だから今までは自由、博愛、平等とか民主主義の理念に国家を統一してそれを世界にも適応しようとした。
でも世界でその自由、博愛、平等の理念がゆきづまりヨーロッパでも崩壊した
結果的にナショナリズムに回帰するようになってゆく

そもそも国とは何かという問題も問われている、日本だったら歴史が長いからその自然とのアイディンティティもその長い歴史で形成してきた、アメリカにはそういう自然とのアイディンティティも作れる歴史がないのである。
理念国家はマルキシズムのソビエト連邦も崩壊したようにアメリカの民主主義という理念国家もゆきづまり崩壊してゆく、それは強固な国としてのアイディンティティをもち得ないのである。
日本では島国ということで陸続きの世界とは違って独自のアイディンティティを長い時間の中で形成できたまれな例外的な国だったのである。
陸続きだとこうはならなかった。多民族に侵略されて全く違った歴史にもなった。
それはモンゴルが攻めてきたときにそういう危機があった。
でもそれも海が障壁となりできなかったのである。

今アメリカの移民排斥はアメリカの国自体が問われている、それは世界の歴史で起きてきたことだからである。
中国でも統一国家を作ってきた、その中核になったのは漢民族であり今もそうである。
でも中国でも多民族国家である。アメリカとにている所はある。
でも中国人には中国人のアイディンティティが歴史の中で形成されてきたからアメリカとは違っている、アメリカは若い国なのである。
だから何をもって国を統一するかがまだ不安定なのである。

経済のグローバル化世界市場主義とか民主主義などが今や崩壊しつつある。
世界はそういうものでまとめられない、アメリカ自身が世界市場化で一番得していると思っていたが損したとトランプがTPPでも拒否しているのは意外だったのである。
そういう経済だけの自由とか世界市場はゆきづまる
人間は経済だけでは生きていないからである。
ヒト、モノが自由に流通するというのは無理だったのである。
それぞれの国には歴史があり文化があるからである。
日本では中国から宦官制度とか受け入れない、取捨選択して外国文化を受け入れている
そして日本的な風土と文化として融合させたのである。
その一番いい例が漢字を日本的な文化に融合させたことなのである。

日本では奈良時代までは優秀な人とか技術者とかは韓国などから受け入れとしても後は人は受け入れていない、後は人は入れないで物だけは江戸時代でも出島とかから受け入れた文化でもそういう出島から受け入れた、全く鎖国してなにも入れないというわけではなかった。アメリカは無制限に受け入れているのは違っていたのである。
アメリカにも明治維新と同じ外国人排斥の攘夷運動が起きている、それは必ず歴史では起きていたのである。
200年の歴史でもそういう回帰が起きてくる、でもアメリカの場合は歴史が短いからその攘夷運動でも国の核になるものがアイディンティティが強固ではない、そこに混乱が生れる、様々な移民が内部で内乱状態にならないとも限らない、それはどこの国でも長い歴史の国では起きていたのである。



posted by 老鶯 at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層