2016年06月24日

イギリスのEU離脱も格差や移民問題で世界共通だった (富を産み出すのは労働ではなく技術革新になった)


イギリスのEU離脱も格差や移民問題で世界共通だった


(富を産み出すのは労働ではなく技術革新になった)



●グローバル資本主義で起きている共通の格差問題

格差が日本以上に固定化しているイギリスのロンドンでは、同じような職業や収入の人たちが特定の地域に集まって、どのような家に生まれたかによって将来の職業まで決まってしまう。東京もロンドンのように金持ちと貧乏人が異なる場所に住み、まったく別の価値観を持って生きる社会に近づき始めているということでしょう」


現在、上位一パーセントが所有する富は、世界の総資産の半分に迫りつつあり、このままいけば二〇一六年には、一パーセントと残り九九パーセントの資産額が肩を並べるという

貧困層は世界に数十億人居ますが、その数十億人を合わせたよりも上位80人の富の方が多いというのは凄まじいですね。というか、70億人しか人間は居ないのに、その半分が貧困状態と言うのは異常だと思います。1%の超富裕層が世界の富を99%も抑えているわけで、この1%が今の世界を政治や文化、情報の面でもコントロールしていると言えるでしょう。

上位40人を平均すると、たった1人で10万世帯分の資産を保有している」「上位40人の資産は、全世帯の下から53%程度が保有する資産に相当する」と指摘。 

「アベノミクスが一握りの超富裕層への富の一極集中を生み出した」とただしました。 



格差社会というのは実はグローバル社会では世界的な共通の問題である。
イギリスのEU離脱も富裕層と上流階級と底辺層の対立があるという。
底辺層は移民が流入して治安が悪くなるなど嫌がっているしまた若い人の失業率はEUではみんな30パーセントとかさらに高い、底辺層の職か移民に奪われているとなるとその不満が大きくなる。

一方で富裕層とか上流階級にとっては別に働くのは移民を入れてもいいし安いならそれでいい、そこでグローバルに底辺層の賃金低下が起きてくる。
要するにグローバル資本主義とは多国籍企業にとって都合のいいものなのである。
働くものが別に自国民にこだわる必要がない、安く働いてもらえる人がいい、それが極端化すると機械の方がいいとなり機械化が頭脳分野でもコンピュターによってすすめられる働くものが別に自国民とかにこだわらないだけではない、人間にこだわる必要もないのである。つまりロボットの方が都合がいいとなる
現実に機械によって膨大な失業が起きていることは確かなのである。でも人間の労働が必要だから労働はなくなることがない、どうしても人間にしかできないことは残るのである
それとベーシックインカムが現実に実行される国まで出てきたのは機械が人間にとって代わり仕事がない収入がないと困るからである。
現代はこうして底辺層が二重に生れる要素が拡大したのである。
移民の問題はイギリスでもEUでも深刻である。イギリスノ空港で黒人がいたが売店で食べ物をチョコレートのようなものを盗んでいた。空港でそんなことするのと見ていたが黒人はアフリカ系なのかわからないがそういう人も多く入ってくる。
それはどこの国でも同じである、ただ外国人だけが盗むとは限らない、まず盗みは常にどこでもある。だから経営する人は従業員の盗みを経験しているから人を雇うのが嫌だといって一人で食堂をしている人がいる。

ともかくそうした底辺層が入ってくると治安が悪くなる、この辺では津波や原発事故などで外部から未だに除染があり南相馬市だげで8千人も入っている。
そこで入れ墨した人をみかける、郵便局にも露に腕に入れ墨した人を見た。他でもみんなみかけているしいわきでは殺人事件も起きた、昔なら飯場とかでありそこで何か金でもめて殺人事件になった。それだけ治安が悪くなり風紀が乱れる
それで嫌がある市民もいる。ただそのために経済的効果も生れている。
これもまた多少移民問題とにている。どうしても人を呼び込まざるを得ない状態が生れているからである。
日本でもいたるところで人手不足だからなんとか補うために移民を入れようとしている
人手不足は深刻であり会社さえつぶれているし介護関係などでも南相馬市で自分の近くに新しく施設をつくっても人が集まらないから開かれないのである。
建物は作っても人手不足で開くことができないのである。


●富を産み出すのは何なのか?

貧富の格差は別に先進国だけではない、世界的に起きている、というより数パーセントの富裕層が世界の富を独占している、その富を得ているのは多国籍企業でありその多国籍企業こそが国家より権力をもっている。東電は多国籍企業と違うが国家なみの権力をもっていた。そこに政治家から官僚からマスコミからと富を得ていたのである。
政治家とか官僚とかマスコミを考えればこういう人たちは別に富を産み出さないのであるブローカーとか斡旋業なのかもしれない、現実に富を産み出しているのは大企業であり多国籍企業なのである。それは世界的に同じなのである。
中国だって官僚が政治家が金持ちになれるのは企業に対して許認可権とかの権力をもちワイロをもらうからである。富を産み出しているのは企業でありそこに働く人たちである。官僚でもあとは税金をとるだけであり何か自身で富を産み出すことはしないだろう。
だから中国でも古来から人民は税金で収奪されるだけだと嘆いていた。
炭でも拾った栃の実まで税としてとられていたのである。それは結局現代でも変わりなかったのである。そういうことは日本の封建時代でも江戸時代でも侍を働かざるものとして安藤昌益 『自然真営道』で批判していた。
一時それが極端化して共産革命では中国の文化革命で官僚も地方の農民として働かされたカンボジアでも同じだった。知識人も否定されたから過酷な労働をさせられたのである。共産主義が貧富の格差を解消するわけでもなかった。それは中国をみればわかる。

ともかくなぜイギリスがEUから離脱したいのか決めたのか?
それが貧富の格差であり底辺層の移民に対する不満だとなるとそれはイギリスだけの問題でない、世界的な問題であり日本の問題でもある。
アメリカの問題でもある。なぜトランプが人気があるかというと貧富の格差がアメリカでも大きいからその不満がトランプ人気やサンダース人気になった。
アメリカの格差問題も深刻なのである。だからこれはグローバル資本主義の世界的問題として認識するようになったのである。
グローバル資本主義のもたらす欠陥が負の部分が増大したから顕著になりもう限界にきたから底辺層の反撃がはじまった、それは後進国だけではない、先進国でもどこでも同じなのである。グローバル資本主義はグローバルだからこそグローバルに共通の問題に直面している。

国を富ませるというとき国全体のレベルを上げてGDPをあげて国全体を富ませて株でもあげてトリブルダウンさせて下層にも金を回す富を回すという方法がある。
それがアベノミックスであるがこれがいいのかどうかはまた議論がある。
もう一方は金持ちの富に税金を高くしたり金持ちの金を貧民に回す方法があるがこれは社会主義的方法であり民主とか共産とかの方法である。
これは下層にはいいものである。富の分配を平等にするからである。これにもまた問題がある。共産主義が富む者がいなくなりみんな貧乏人になるとも言われる
それはソビエト連邦の崩壊とかで実験ずみである。共産主義経済は全体の富を産み出さないからみんな貧乏になるのである。
この二つの方法にはそれぞれいい面と欠陥がある。

そもそも何が富をう産み出すのか?今までは勤勉な労働が富を産み出すとしていた。
でも現代はそうなのか?現代の富はどこから生れているのか?
わかりやすいのは石油とかの資源をもっている国が富を産み出していることはわかる。
そこでカナダでも石油が世界で四位の石油産出国だからと自分も投資した。
それはわかりやすいからである。でもアメリカが有望だというときシェール石油とかがあってもハイテクなどグーグルなどIT産業が世界を支配するからそこで富を産み出している富を産み出すのは現代では資源もあるが労働もあるが何か頭脳的なものや機械などを作ることなど過去の富とは違う、知識や技術などでありその方面でのイノベーションだとなる

●富を産み出すのは現代は技術革新

自分の経験ではヤマハのJPY-Rはロードの機能もあり電動自転車でもあり坂を上るとき楽でありこれは前のと比べると速さも倍になり軽いから軽快に走る、体の負担も軽減された倍速になり軽く進むから遠くにゆくのに楽だと実感してまた遠くに自転車旅行したくなったのである。
今までの電動自転車はこぐ回数が多くなるがこれは半分ですんでさらに倍速になっているから乗っていて気持いいのである。
こういう技術革新したものが出てくることが消費を増やす、これは老人でもロードに親しめるとなる。老人が金を使わないというとき何かそうした使うものがでていないのである最近話題になっている自動運転できる車が将来現実になったら高くても死ぬ前に乗ってみたいとまでなる。つまり技術革新したものはそれだけ魅力があということである。
それはテレビが普及したときそうである。どれだけテレビに熱中したかわかる。
全国民がテレビの前にかじりついていたのである。テレビはそれだけの魅力があったのである。

次ぎに車がそういう魅力があって普及した。パソコンでもそうである。ただこれは庶民全部には普及しなかったがそれでも今はインターネットが普通になり普及した。
今はどちらかというとスマホが全盛である。
ともかくそうした技術革新がやはり現代の富を産み出しているのである。
今までのような勤勉な労働力ではない、何かの発明であり技術革新が富を産み出す、それがグローバル資本主義の競争に勝つものでありそれによって富が産み出される
つまり多国籍企業に莫大な富をもたらす、でもその技術革新は底辺層が産み出さない
一部の多国籍企業の優秀な頭脳が産み出すのである。
例えば3Dプリンターが話題になるがそこで旧来の技術者がいらなくなるという問題が生れるし農業でもドローンで農薬をまくなどするようになる。すると旧来の農業労働も軽減されるし人手不足も補えるのである。
スーパーの自動支払機でもそうである。お釣りがででくるしお釣りを残すと警告音でるとか人間よりミスがないと感心したのである。

だから格差が広がるというときその問題の核心は何かとなると底辺層は貧乏人は働かないから怠け者だからだという自己責任とも言えない、貧乏人にもいろいろある。
当然あの人は貧乏になってもしかたがないという人もいるしなぜあの人はあんなに働いているのに貧乏なのだという人もいる。
現代の格差はもともと金持ちで資産家なら金持ちになりやすいというのもある。
金持ちの子はまた金持ちになりやすいのはそれは昔からそうである。
第一富は一代では築きにくい、せんぞか土地をもちその土地を受け継ぎ次代のものが豊になる。そういう家代々で積み重ねて豊になるからその富をうらやむことは問題である。
そんなことしていたらこの世に金持ちなど生れない、みんな何でも平等にしろというとき結局共産主義のようにみんな貧乏でいいとなってしまうからである。
そうしたら誰も努力などしないからみんな貧乏になるのが共産主義なのである。

ヨーロッパでは貴族階級がありその子弟は家庭教師などをつけて教育されるからそこから天才が数多く生れた。それは学校教育とは違ってる個性を開発できる教育だったのである学校は何でも平等を目指すから共産主義的なのである。
日本には天才が生れにくいというときそういう環境も影響しているのである。
とにかく団結力があってもみんな同じでないとだめだとなり平等を第一にする社会だからである。大陸では中国でもヨーロッパでもアメリカでもぬきんでた天才が生れる
その天才が発明して技術革新が起きるからそこで富が産み出されるのである。
だから金持ちが全部悪いとはならない、ただ現代の富が集中するのはそれでたけではない金融という株式でもうけることはそれは何かを産み出しているのとは違う。
何か物を作り出してもいないし発明もしていない、金のやりとりだけで利益を産んでいるから批判されるのである。
その金を基にまた富を産み出せばいいのだがそれもできないとなると何で金持ちになっているのたとなる。
なぜ貧富の格差が生れのかというとそれは現代のグローバル資本主義であるがだからといって共産党に票を入れてもその格差は解消しないし富を産み出されずみんな貧乏になるということも知るべきである。

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タグ:格差問題
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イギリスのこと (EUからの離脱か残留かー株はギャンブル)


イギリスのこと


(EUからの離脱か残留かー株はギャンブル)


 1191年、第3回十字軍の途上にキプロス島沖を航行していたイングランド王率いる船団の一部がキプロス島に漂着し、僭称帝により捕虜とされてしまう。これに対してイングランド王リチャード1世(獅子心王)はキプロスをわずか5日で攻め落とし、以後キプロスの領有権はイギリス王に帰することになる

 キプロスがなぜ英国領になっているのか?その歴史も古い、十字軍の時代に関係していた

 シェイクスピアの「オセロ」では、 
主人公であるヴェネチアの将軍オセロが、 
当時ヴェネチア領だったキプロスをトルコ艦隊から 
防衛するために現地に派遣される。 

恋物語と悲劇はさておき、実際の歴史においては16世紀後半に 
オスマントルコ帝国がヴェネチアからキプロスを奪い取り、 
イギリスに獲られるまでの間保持した。

キプロスになぜそんな古い時代からイギリスが関係していたのかとなる。
キプロスに一時自分はイスラエルから船に乗って6時間くらいよった。
その時イスラエルで働いていた青年とかオランダでレストランで働いている青年とかに出会った。自分にとってそんなところまで日本人がいるうというのも驚きだった。
世界中どこに行っても日本人にあわないことはない、そういう時代になったのである。

イギリスというと大英帝国の時代があり七つの海を支配した。それは太平洋戦争の時まで継続していた。シンガポールや香港とかが英国領であったこともそうである。
ミャンマーなどもそうであり英語をしゃべっている。
自分の姉は従軍看護婦としてマレーシアのジョホールバルの病院に四年間いた。
そこはシンガポールのすぐ近くだった。その病院はイギリスの赤十字の病院だった。
日本はいち早くシンガポールを攻略したのである。
つまり大英帝国のイギリスに勝ったということは世界でまれな驚くべきことだったのである。アジアはその時ほとんど植民地だったからである。

大英帝国の跡は世界中に残っている、エジプトもそうでありエジプトポンドが紙幣として通用するというとき英国領になっていたからである。つまりポンドが当時のドルだったのである。ドルが世界の果てまでアフリカの奥地まで通用しているのと同じだったのであるエジフトでロバに乗った少年がワンドーラーくれというのがそうである。
アメリカだってイギリスから派生したものだからイギリスが一時世界を支配していたのである。そのイギリスに日本が勝ったということは世界で驚きだったのである。
イギリスは産業革命の発祥の地であり鉄道も蒸気機関車もイギリスで最初に作られた。
でも今になると中国に原発を作ってもらうとか日本の企業が進出しているとか斜陽国家になった。
だからなぜこれほどEU残留か離脱かで騒いでいるのかわからない、それほど世界に影響するのかということである。
金で世界の国力を計ればドルであり円でありマルク(ドイツ)であり最近は中国の元になるポンドはもう世界的通貨ではないだろう。

そもそもヨーロッパはわかりにくい、なぜあれだけの国があり多様なのかとなる
多様なるが故に文化もルネサンスのようなものが生れた。ルネサンスはイスラムの文化も入りヨーロッパの歴史と文化の成果として華開いた。ヨーロッパの強みは常にそうした外国からの外部からの文化が流入して発展してきたのである。
だからそこで争いもあったが戦争があったがそれだけではない文化も混じり合って発展した。ヨーロッパの王室がたいがい親戚関係にあるというのもそうである。
それは日本の戦国時代とにていて縁戚関係を結び同盟関係を結んでいたのである。
EUはそういうヨーロッパの歴史があり必然的に生れた連合である。
ただヨーロッパ自体が今や斜陽化している、中国に鉄道とか原発を注文しているというのもそうである。アメリカが中国の鉄道を作らせるというのもそうである。
中国は前とは違う、めざましく発展しているからである。

ではなぜEUから残留か離脱かで世界市場にこれほど影響するのか?それが良くわからない
EU全体に影響するからでありイギリス一国で今そんなに影響するのかということである。資源として石油がそれほどとれているわけでもないし何がそんなに影響するのかとなる。とてもイギリス一国で世界に影響を与える時代は終わっているからである。
それよりEU全体が弱体化するから影響する、EUが分裂の連鎖反応があるからこそ世界に影響するとなる。EUが維持できるかできないとなるから問題になる。
つまり今やイギリスがあって世界があるのではなく、EUがあってイギリスがあるということではとないか?

いづれにしろ残留派の女性議員が銃で撃たれ死んだということが残留派に有利となったと言われる、このことでも株とう世界市場は予測できないギャンブルだと思った。
世界で常に何か予測できないことが起きる、残留か離脱かなどは何か最初から争っていても議員が死ぬということは誰も予測できないのである。
それによって世界市場に影響するということは予測できないから株も予測できない
それはどんな優秀なアナリストでもできない、つまり世界でも日本でもそうだが予測できないことが起きる、津波や原発事故もそうであり一身上でもそうである。
ここ十年自分が経験したこともそうだった。予測しえないことが次々に起きて苦しんだのである。それは自分だけではない避難した人とかもそうである。
人間には社会でも世界でも予測し得ないことが起きる、それは誰も予測しえないのである人間の寿命も自分もわからない、予測し得ないのである。
鳩山邦夫氏が67で死んだのかというのも驚きだけとただ60代で必ず死亡欄に地域別でも一人は死んでいるのである。それをいつも自分は見ているから恐怖なのである。
60代で一割死んでいるとなると死ぬ確率が増える、でも以前として何才まで生きるかは予測できないのである。これからもだから予測し得ないことが一身上でも外部でも起きる

今回なぜイギリスのことが注目したかというと為替で日本円を買っていたからである。
少ない額でもこれもはじめてやることであり110円の時買ったから円安になればいいと見ていたのである。株でも為替の投資でも自分が金を出すと世界のことでも真剣になって関心をもつことを知ったのである。それは何かあると自分の懐が痛むからであ。
貯金しているとそういうことはないのである。でも実際は貯金も市場の変動に影響しているのである。それがグローバル資本主義なのである。
人間はいくら堅実に生きるにしてもギャンブルのようなことがある
それは人生でも社会でも予測し得ないことが起きるからギャンブルになるのである。
ある時は一か八かの賭けになる。それは平凡な人生でも起きる
それか運命を決める、そういう場に誰でも立たされるからギャンブルになる。
だからいくらギャンブルを拒否しようとしてもできないのである。


キプロス危機を貨幣の歴史からふりかえる (文明の十字路-キプロス)
タグ:イギリス
posted by 天華 at 09:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層