2015年06月01日

「大和心」と「大和魂」は全く違ったものだった (吉田松陰の大和魂は戦争に結びついていた)



「大和心」と「大和魂」は全く違ったものだった


(吉田松陰の大和魂は戦争に結びついていた)



敷島の大和心を人問はば朝日ににほふ山桜花 本居宣長


大和心と唐心を日本語を分けて日本の心を探求したのが本居宣長である。
吉田松陰は大和魂にしたが大和心とは違っていた。
その時欧米は驚異でもないし敵対しないから純粋に大和心だった。
大和魂になるとそれは日本意外の国に対して「大和魂」」を示すということで攻撃的でありと平和を感じない。
吉田松陰はアジア侵略の基の水戸学や平田篤胤の国学を学んでいたのである。
それが太平洋戦争につながっていたのである。
ただ本居宣長の歌は戦時中は利用されていた。
「敷島」「朝日」とかのタバコが売られていたのである。

いづれにしろこの歌の良さは極めて日本人の心情に訴える歌だった。
日本の自然の美の代表である桜を歌っていたこともある。
その桜も染井吉野とは違う純自然の山桜だからまさに日本の美の極致ともなった。
桜とか富士山とかは日本人の心ともなっている。

真直なる富士の姿や今日も映ゆ美しき日本正すべしかな(自作)
http://musubu2.sblo.jp/article/130457064.html

真直なるというのが大和言葉であり大和心なのである。それは日本の自然の中で汚れのない、真直なるということである。

飛騨たくみほめてつくれる真木柱立てし心は動かざらまし賀茂真淵

この歌のいいのは飛騨のたくみというのは万葉集にもでてくるから古いのである。

かにかくに ものは思はじ 飛騨たくみ 打つ墨縄のただ一筋に (万葉集)
 
 飛騨の歴史
http://panoramahida.iza-yoi.net/hidatakumi.html

この伝説で面白いのは飛騨の匠と争ったのが百済川成はそうである。
当時は何でも渡来人の方が技術的に上だし渡来人を通じて技術が入ってきた。
だからここで渡来人と争った伝説があるのは日本にも飛騨の匠がすでにいて
その技術を競ったとなる。
真木柱というときその柱は国産であり飛騨にとれたものとなる。
つまり技術も国産でありその資材も国産だということに大和心があるとなる
外国から取り入れた技術でも国産化することに大和心が生まれる
漢字をカナにしたしたのもそうである。

飛騨の匠の起源

薬師寺・法隆寺夢殿・東大寺など幾多の神社仏閣の建立に関わり、平城京・平安京の造営に活躍して日本建築史の黄金時代の一翼を担ったのでした。現在も奈良の橿原市に飛騨町がありますが、高山の町並みを思わせる小ぎれいな木造家屋が軒を連ね、また大和路には飛騨と共通する地名が多い事から、飛騨から上京した人たちが現地にとどまり土着化したものとも考えられます。

いづれにしろ大和心と大和魂は根本的に違っている。
大和心は平和的てあり大和魂は戦闘的だから戦争で称揚された。
大和心にはアジアを侵略する意図などその時なかったのである。
ただ文化的な相違として大和心と唐心を分けて追及したのである。
だからそもそも戦争と結びつくようなことはありえなかったのである。
つまり吉田松陰の

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂

この歌は何かわかりにくい、大和魂とは何なのか?これは大和心とはまるで違っている。
これは非常に危険なものをふくんでいた。それはアジア侵略のために利用されやすかった現実にアジア侵略の思想があり歌われたのである。
戦争で日本人が戦い死んでも大和魂はとどめおくともなる。
大和心は別に世界でもそれぞれの文化がありそれを主張することは否定できないし
それがなくなればその国の文化もないのである。
大和心を世界に示すというとき今の「和の文化」がそうでありそういうものは別に平和の事業であり世界に宣伝してもいいのである。
でも「大和魂」となると「大和心」とは違う戦闘的なものとなってしまう。
それは吉田松陰によって日本人の心に植えつけられた。
だから吉田松陰の功罪があっても功の面ばかりが戦前でも戦争中もとりあげられすぎたのである。
大和心は「和の文化」は受け入れられも世界にそうした侵略的な思想は受け入れれない。明治維新もだから今見直されている、太平洋戦争がすでに明治維新の吉田松陰の時から予定されていたのである。
吉田松陰を神格するということは危険なものだったのである。
つまり江戸時代から明治になるとき「大和心」が江戸時代にあり明治維新で吉田松陰によって「大和魂」になった、その変化も大きかった。それが後の災いの元となったのであるそうした人物をもちあげたしは司馬遼太郎とか明治維新をやたら持ち上げた人たちが今は問われている。
歴史は必ず時がたては見直されるのである。






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