2014年01月29日

南相馬市鹿島区の右田浜から雪の蔵王連峰がはっきり見えた (津浪の後に原始の風景に戻った右田浜)


南相馬市鹿島区の右田浜から雪の蔵王連峰がはっきり見えた

(津浪の後に原始の風景に戻った右田浜)

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蔵王連邦がはっきりと見える

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何を見ゆ一本松や冬の暮

海見えて枯野暮るるや一本松
津浪跡残る木の根や冬の海
離れざる木の根露に冬深む


新年や津浪の後によする波かなたにましろし蔵王望みぬ

北風の吹いて砂浜に風紋の生まれ変わりし右田浜かも

御堂一つ津浪の跡に残るかな冬の夕暮北右田村

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この松の方が松らしい

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右田浜の川口から見た景色は見物だった。一番の見物が雪の蔵王連峰がはっきりと大きく見えたことの驚きである。八沢浦から見えていたが右田浜からあんなに大きく蔵王連峰が見えるのは驚きだった。今までも見えていたのかというとこの年で見えたことがない、
それは家や松原に遮られていたからなのだろう。何もなくなった結果、蔵王が小さくではなく連なった連峰が見えていたのである。
そもそもあんなに身近に大きく蔵王が見えること自体ありえないと思っていた。
蔵王は意外とみじかに福島県でも見えるものなのである。

確かに奇跡の一本松とか鹿島区に残っているのも不思議である。あの松は高い松である。今までは別な残った松に注目していた。
別な残った松の方が枝振りも良く松らしいからだ。その残った松もよくも残ったという凄まじさを感じた。
この一本松にはあまり感じない、ただ高い松だというだけである。
でもこれもやがて枯れるのだろうか、どうしても海岸線の松は枯れてゆくのではないか?
今のうちだけ見れるものなかもしれない。
いつまでも残っていれば明らかに名勝になる。

実際この写真を見ればわかるようにここは明らかに景色が変わり景色的には名勝になった。
原始の状態に戻った驚きである。原始の状態はこんな風景だったのである。
ただ松原とか防波堤とか家でさえぎられて見通しがきかなくなっていた。
それがとりはらわれた結果、蔵王連峰がくっきりと見えたのである。

これでわかったことは何か松原でもさえぎられていたから見晴らしがよくなく見えないものがあった。
海ももちろん松原げさえぎられて浜通りでも見えなかった。
もともと海は遠くからも見えていたのである。


このことから江戸でも富士山がくっきり見えたことがわかった。
浮世絵でははっきりと見えて絵の中心になっていることでもわかる。あのように本当に見えたのである。
高層ビルなどないのだから見通しがよく富士山が浮世絵のように本当に身近に見えたのである。
浮世絵は絵だけど当時の写真でもあったのだ。


ともかく津浪がもたらした驚きは生々しい跡はい以前として残っている。
右田の浜は石ゴロゴロだった。今はその石が流され一つもない、そして砂浜に北風が吹いて風紋ができている。
北風で生じた風紋であることはその方向を見ればまちがいない。
冬はこの辺は毎日くらい北風が吹くからである。
ともかく原始状態に戻った自然を見るというのもなかなかできないだろう。
だから津浪の驚異は驚くべきものだったのである。
確かに右田浜でもとこでも死んだ人がいたがこうした原始状態戻った景色は名勝になる。
新たな名勝が津浪によって生まれとも言える。

 
 
posted by 老鶯 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 地震津波関係