2013年05月19日

飯館村の土地か外部のものに買われようとしている (核廃棄物の最終処分場にするのがねらいだった?)


飯館村の土地か外部のものに買われようとしている

(核廃棄物の最終処分場にするのがねらいだった?)

●放射線量が低くてもなぜ強制移住させられたのか?


フクシマ第一原発付近の20キロ圏内の土地を、国が一兆4000億円で購入し、使用済み燃料の最終処分場にする

いろいろな形で買収範囲や買収価格など検討しているのは事実です

農業や畜産が不可能な地域となれば実質的に国が買い上げて移住していただくほかありません


放射能というのは素人にはわかりにくい、今でもわかりにくい、過度に危険だというものもいるしこのくらい何ら影響がないしかえって健康にもいいとか言う学者もいて混乱した。
そして30キロ圏外でもなるべくすぐ避難して下さいと急に言われたことである。確かに原発が爆発したからあれをみたら危険を感じた人も多いだろう。しかし自分などは何が起こったのかすぐに理解できなかった。30キロ圏外でも南相馬市でも鹿島区の人でも半分くらい避難した。バスが用意されたからである。それにしてもすぐバスにのって自分の土地から移ることは簡単にできない、だから30キロ圏外では半分にとどまった。20キロ圏内は強制的に移住させられた。その時やはり爆発したのだから危機感があったから住民は放射能のことはわからないにしても政府の支持に素直に従ったのである。でもあとから冷静に考えると小高区などは放射線量は実は中通り福島市や郡山市より低くかったのである。ただフクシマ原発が近いということで避難区域になった。


最初からこういうことを言う人がいた。核の廃棄物処理場にするために移動する必要ない人も移動させた。そのことも良くわからなかった。なぜなら移動させるにしても住民の数が多い、最初は補償金のことを考えなかったけど実際は莫大な補償金が払われることになった。そんな補償金が払えること自体驚きだった。そんな莫大な補償金を払ってまで核の廃棄物処理場にしたいのかというのも疑問だった。今でも補償金の額が大きいからそう思ってしまう。今後も国や東電で補償金を払い続けられるのかと思う。しかし今になるとなぜこんなに町民全部を移動させたのだろうか?放射線量の低い地域でも移動させたのだろうか?そのことが疑問になった。そして飯館村で放射線に汚染された廃棄場にしよと政府ではないが民間の人が土地を買ってくれと個人に頼んでいるという。他にも宗教団体が飯館村の土地を取得しようとはたらきかけているという。それは国がしていることではないが国も飯館村の土地を取得して核の廃棄物処理場にしたいということもある。それは20キロ圏内の住民を移住させた政府の意図だったということと通じていた。


●住民が移住することで分断された


町の住民が全部強制移住されたことで二年がたち何が起きてきたのか?住民の心がすでに分断されたことである。帰りたいという人帰りたくないという人によって分断された。老人は帰りたいというが若者はすでに帰りたくない、補償金をもらって新しく他の土地で生活を建て直したいという。この時点ですでに帰りたくない人はもう町や村や故郷を心の中で捨てたのである。老人は故郷に執着しているが農民の人は自分が耕した土地に一木一草に愛着があるとか言っていた。でも現代の生活はそうした第一次産業の割合が田舎でもこの辺でも全体の経済の一割にも満たなかったのである。原発の経済的効果は大きすぎたのである。敦賀原発でも経済が原発で成り立っているからとめられると困ると言っていたし原発があるところはどこでもそうなる。

そして現代は広域社会となっているとき移動するのが容易な社会である。農民だったら土地と一体だから移動しにくい、第一産業主体ならそうなりやすい、資源がその土地にあるだ。でも現代は会社員が大多数だとしたら会社があれば生活が成り立つとなる。だから浪江の人が鹿島区に家を借りて二本松に移った会社に車で通っていたのである。
つまり土地に糧を求めて生活していた時代とは違うから故郷に執着する人がいてもまた別に執着しない人もいる。その割合は大きくなっている。だから金さえもらえれば別に故郷の土地に執着する必要はないという心情になっている人が多いということも言える。


飯館村でインタ-ネットで主張していた人はあからさまに除染なんか無駄だ、補償金でもらって新しい土地でやりなおした方がいいと主張していた。その人は若い人ではない、年齢に関係なく補償金をもらって新しい土地でやりなおしたいという人も増えている。それも一つの主張である。ただそういう人たちはもう飯館村を捨てている。飯館村に住まないのだからその土地をできるだけ高く売りたいということしかなくなる。今までだったら飯館村に住んでいればこういう心情にはならない、例え住みにくくても貧しくても飯館村に住み死ぬのだという感覚になり自分の土地に愛着をもち住みよい場にしようとなる。それが移動したことによりその住んでいた土地から切り離されたことによってそういう心が失われたのである。ここが意外と深刻なものなのかもしれない、すると誰でもいい、悪徳業者でも宗教団体でも何でもいい、政府が買ってくれないなら高く売れるなら誰でもいいとなる。
そこにはもはや飯館村を維持するなにものもなくなっている。ただいかに土地を高く売ることしか頭になくなっているのだ。俺の土地は俺の土地であり財産でありどこに売ろうが関係ない、どうせ住むことはないのだから関係ないとなってしまった。


●市町村の連帯感を喪失させた強制移住


20キロ圏内とか飯館村や大内村の強制移住で起きたことは何か?それは住民の連帯が失われたことである。その一番の原因が自分たちの住んでいる村や町や市から離れたことなのである。これが結局致命的なものとなっていた。もしいくら公害があっても水俣病でもそこに住んでいればこうはならなかった。ヘドロの海になってもそこに住んでいればなんとかきれいにしてもらいたい、元の海にもどしたいとなり現実にそこに住んでいたから元のきれいな海にもどったのである。それはそこに住んでいる住民がヘドロの海と一緒に住んでいたからそうなった。そこに住んでいればなんとかしてきれいにしてもらいたいと運動するからである。ところが今回の原発事故は肝心の住民が移動させられたことである。そして帰りたいという人と帰りたくない人とかに分断されたことなのである。そこに住んでいればなんとか海をきれいにしてもらいたいと住民運動がありうる。でもそこに住んでいないのだから住めなくされたとしたらもう住めないのかとなりでは補償金をもらって新しい土地でやり直す他ないと考える。新しい土地でやりなおすにはまず金だとなり除染なんか無駄なんだからゼネコンに金を払うより個人に補償金を払ってくれというのも理にかなっている。

現実に避難した人たちは補償金が一か月百万とかもらえるとなることに驚いているかもしれない、こんなにもらえるならいいや、もう他で暮らそうとか、仕事のしていなかった、ニ-トとかは喜んでいるのである。生活保護もらえばいいやとかなりギャンブルに明け暮れている。東京の方まで行って遊んでいるのも事実なのである。
金の世の中だというとき金があれば容易に他に移っても生活できる広域社会だということである。
金の力はかえってグロ-バル社会になったとき外部で大きな力を持つ、後進国では日本の金が十倍の価値にもなっていた。これまでの社会は金より土地とか森林の木材とかそうした資源の方が価値があった。土地もち山もちが裕福な人だったのである。そういう資産があって金にも価値があった。

現代は金が第一だというとき広域社会になったから金さえあれば外部からも食糧でも何でも買うことができる。現実に避難した人でも食糧を現地で生産しなくてもいくらでも食糧が入ってくるから困らないのである。つまり現代社会は土地中心の社会でないからまたその市町村も解体しやすいということも起きているのかもしれない、大内村の人が郡山市で便利な生活をするようになったら帰りたくなくなったというのもそうである。補償金をもらって生活した方がいいとなった。そうしたところでは都会にはない住民のつながりがありそこに価値があったというのもある。でもそういう人とのつながりも広域社会になると便利さの方がいいともなる。人とのつながりといっても希薄化してたともいえる。実際は人とのつながりより金だというのも現実だった。そういうことも露骨に現れているのかもしれない、現代の社会はこうして金が第一の社会になるとまた解体しやすいということがあった。

村を守ろうだとかならず、個人個人がまず補償金だ、それで広域社会の中で個人個人が金を頼りに生きているように村の人とのつながりとかが解体しやすくなり一旦住まなくなったら金しか関心がなくなった。

結局このことは村が解体して喪失してそこが核廃棄物の処理場になりやすいことになった。それは政府の目論見であったからその通り進んでいるともなる。そうさせられたのは強制移住の結果だった。人がすでに住んでいないということは致命的になった。そして帰らないという人も増えたことも致命的だった。だから政府の思惑通りに20キロ圏内とか飯館村とか放射能汚染の町や村は核の廃棄物処理場になりやすい、まず人が住んでいないのだから反対するにしても抵抗する人がいない、立入禁止なのだから強制的に政府が廃棄場にしても強制執行しやすいのである。
 

法律でも占有権とかありその土地に最初に住んだものが権利が生まれる
また土地をもっているだけでも権利が生まれない、その土地を有効活用するものが権利が生まれる。その土地に労働を加えたものがその土地に権利をもつ、それで地主制度は廃止された


その土地に住まないものはすでにその土地の権利を放棄した!


法律はわからないにしても現実問題として避難住民は強制的に権利を喪失させられたとも言える。

 


 

posted by 老鶯 at 16:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島原発事故関連