2013年02月13日

補償金でもめる原発難民 (原発難民として特権化したのは沖縄と同じ)


補償金でもめる原発難民

(原発難民として特権化したのは沖縄と同じ)
 
  ●補償金の額が多すぎる
 
  避難生活などで働けなければ、給料分も東電から補償される。このため、月給30万円で5人家族なら、1人10万円ほどの賠償金と合わせ、月80万円ほども支払われることになる。この収入で、寿司を食べたり、スマホに買い替えたり、パチンコに行ったりしている被災者も一部でいるとしている。
   被災者個人ばかりでなく、企業も賠償金をあてにできるため、工場などを再開しようとしないという。マネー流入により、いわき市では、賠償金や義援金などの銀行預金も大幅に増えたとしている。
  
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7460365.html
  
   飲み屋に入ってくるなり、そこに居る女の子たちに1万円札をばらまいた、だの、パチンコ屋は終日満杯だの、という現象が起こっている。使い切れない金は、物騒だからとりあえずの貯蓄として銀行に入れる。例えば福島県地銀最大手の東邦銀行の昨年9月末時点で、個人預金残高は前年比約2400億円も膨張した
  
    最初は昨年5月、被災10県220自治体で、失業給付期限を延長した。再び期限が来ると、昨年10月、岩手・宮城・福島3県の沿岸部で、さらに3カ月延長した。
 今年になってそれも切れ始め、多くが生活保護に雪崩れ込んでいる。
 その間に、すっかり働く意欲を失ってしまったのだ。ハローワークで紹介されるのは、安い時給のパートなどで、失業給付の方が良かったからだ。だからこの時も、地場のパチンコ屋と繁華街が大賑わいした。この人たちには、他に保険金、義援金が入ったからだ。
  
http://ameblo.jp/kawai-n1/entry-11206796877.html
  
   「例えば漁師なら、原発事故の影響で漁に出られない分、漁船の油代がかからない。結果として、可処分所得が大幅に増えたという家庭が少なくないと聞いています」(被災地のカマボコ工場で働いていた主婦)

 福島県漁業協同組合連合会には、原発事故後、東電から過去5年間の漁獲実績により、今年1月までに約76億円の補償金が出ている。これは各漁民に割り当てられ、金額は月に百数十万円に上るケースもあるという。
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_94134
  
●被害者特権化した原発難民  
  
 補償金が一人十万だけではない、働いていた人や土地をもっていた人はその分ももらっている。これでは働く意欲もなくなる。最低賃金の収入より生活保護がいいという心理と同じである。生活保護で興味深かったのは生活保護をもらうことは世間的には評判を落とす、回りからやっかいな人たちとみられる。それが嫌で苦しくても生活保護を受けない人がいる。それが歯止めになっているという。ところが原発避難者はそういう世間からの眼を逃れるものがある。その正当性をあえて公然と主張できるものがあることなのだ。「俺たちは国や東電のために故郷を失った、被害者なのだ、好きでなったわけじゃないだぜ、金をもらっても当然だよ、何にも悪いことねえんだよ、当然の権利だよ」こう居直ることができる。被害者特権が生まれたのである。これを言われれば責める方も責めにくいのである。これは何か沖縄とにている。沖縄でも基地を置いて騒音などで悩まされているから被害者意識が非常に強い。戦争でも被害が大きかったのでそのことでも日本国民全体に対して被害者意識がありそれなりに支援されて当然だという被害者特権にもなる。
 
 それで土地をもっている人は東京に住んで贅沢な暮らしをしている。沖縄のことをあまり関心をもたなかったがこれも原発事故以後ここと共通したことがありその意識が具体的にわかったのである。他に広島のことも原爆被害と原発事故は別物だと思っていたがそうでもなかった。共通なものがそれなりにあった。避難民というときこれも世界でベトナム難民とかから内戦の難民とか中国だともともと飢饉の時、大量の難民が発生した。それらは流民となり膨大な人が流浪するようになりそれが政権を交代させたりと政治不安をもたらした。

 中国は数が多いからそういう流民がでると政治が不安定になる。難民というとユダヤ人が最古の難民だったのだろう。その住んでいる土地を追われて流浪するよほかなったからだ。そして土地をもたないということでどこの国に行っても金融業とか何かその土地に根付くにも苦労した。中世とかでも土地が生産の基になったとき土地がないことは致命的だったのである。原発避難者も土地を失ったことでは共通しているのだ。まず故郷を失うことがどういうことなのか?それが良く当事者にも認識されていないかもしれない、そういう体験をした人は日本ではほとんどなかったようにも思うからだ。難民になって難民問題で共通性があるとアフガニスタンに行った人もいた。でもあのような貧窮地帯
ではまるで違うのが原発難民なのである。特権階級化した人たちなのである。

現代の民主主義では被害者になることは強力な特権をもつことになる。その被害を集団で訴えて常に被害者として社会に訴えることができる。それに社会は弱いのである。それは低所得層の多かった創価や共産党にも共通したものがある。低所得にされているのはそう社会にされているという被害者なのだという意識で共通して団結して社会に要求する権利があるとなる。だからなんであれ団体化したらその圧力に抗せなくなる。でも一方でそういう人たちがやがてその被害者特権で堕落してゆくという懸念がありいろいろ新聞記事にもなるようになった。
「俺たちは被害者なんだよ、政府や東電の被害者なんだよ、原発を決めたのは推進したのは国民でもあるから国民も負担して当然だ、 何か文句あるのか、・・・・」
こうして被害者意識が当然となりその特権を絶えず主張するようになる。被害者意識をもちそれを権利として主張して生きることになる。これは確かに沖縄ににている。だからこそ沖縄は嫌われている。


●補償金をもらっている人たちもらわない人たちでいがみあいが・・・


例えば福島県内でも補償金をもらっている人たちといない人たちがいる。その間で確執があり争いにもなる。

飲み屋に入ってくるなり、そこに居る女の子たちに1万円札をばらまいた、だの、パチンコ屋は終日満杯だ

まず地元の人たちがこういう人たちをどう思うかである。これはいわきで特に顕著だが南相馬市内や相馬市でも起こった問題である。補償金をもらっている人といない人がいてそこに確執が生まれた。その補償金も80万だ百万だ百五十万だとか聞いたとき最初嘘だと思った。でも漁業業者はまちがいなく百五十万でももらえる。漁業業者は原発があったときも手厚い補償金をもらっていたのである。それで磯部でも御殿が建っていたというのは嘘ではなかったのだろう。相馬市の病院で請戸の人が特等室に入り家を建てるとか言っていたから漁業関係者なのだろう。相馬市でトマト農家に就職しようとした飯館村の人が松川浦などの津浪被害者を優先して雇ったからだというのも今になるとわかる。
飯館村も相当な補償金をもらっているからである。ただいくら補償金をもらっても故郷を失うことに代えられないということは確かである。金では代えられないものを失ったということは言える。

ただ回りの人は今はそうは見ない、あいつらは補償金で困らず生活できる、その人たちのために働くのはその回りの人たちである。そこに不満が生まれるのは人間の心理として当然である。

例えばこれが補償金ももらえないで少なくてもうまともに生活できない、働かせてくれ、米でもあれば分けてくれとなるとそれは回りの人も同情するかもしれない、回りの人も働いてもらえば楽になるということがある。貧乏人はかえって助け合うし貧乏な時代ほど助け合った。今はただ金だけの社会になり人と人は助け合わなくなった。金さえあればどうにかなる、そのためにみんな必死に働いている。そういうことがないからかえって今は回りの人から同情もされないしかえって金だけもらっていて働かない回りの人はその金で働かせられている。こんなこと馬鹿らしいとなる。人手不足なっている、募集しても人が来ないとしたらさらにおかしい。そういう地域で暮らすのに遊んでいていいのかともなる。

「飲み屋に入ってくるなり、そこに居る女の子たちに1万円札をばらまいた」この金を受け取った
飲み屋の人の女の子の気持ちや回りの人の気持ちはどういうものなのか?なんだあいつらは原発難民なのに札びらきって威張っているじゃないか、何なのだ、あいつらはという反感があるだろう。
でも金をもらいるからいいとする。でも心の内ではゆるしていないから何かあればその心が表に現れ問題が起きてくるだろう。つまり原発難民は多額の補償金をもらっても歓迎されないのである。

金だけもらってもそれですべていいとはならないのだ。これもまた現代の問題が象徴的にここに現れたのである。原発事故地域では何かそうした現代の日頃問題になっていることが具体的に現れたからそういうことを考える場としてはモデルとなっている。それは沖縄とにた場となったのである。
常にそうした政治的意識でももたされる地域になったのである。ただこういう場所にはもう住みたくないとか飯館村でもまえはいい場所とされていたがあんなところには行きたくないとかなってしまった。もちろん今は行けないのだけどイメ-ジ的に相当に悪くなって福島ナンバ-までひどく傷つけられるようなことが起きているのだ。

posted by 老鶯 at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島原発事故関連