2012年10月06日

中国の反日運動の深層 (中国人の根底にあるもの-中国の過酷な歴史は継続されている)


中国の反日運動の深層

(中国人の根底にあるもの-中国の過酷な歴史は継続されている)



●避諱という他の国ではない道徳観


中国人は古くから儒教道徳のなかに??日本の儒学ですけど??忠とか義とか礼智信に加えて、避諱という都合の悪いことを隠す徳目があるわけです。自分の都合の悪いことを自分のために隠すのではなくて、国家社会の安定のために、偉い人のやった都合の悪いことを隠すのは善だという考えです。

 なぜ善になるか。君子は道徳性の高い人で、小人は物欲ばかりのダメな人です。中国は人治の社会ですから君子が上に立って政治を行うと社会は安定するが、小人がやると世は乱れる。乱世と治世ですね。君子もスーパーマンじゃありませんから、間違いは起こす。それをあげつらうと安定が崩れる、だから偉い人が何かやっても隠す、それはいいことなんだというわけです。

 やがてその支配者と国家が一体化しまして、国の不名誉なことは隠していいという考えになる。子供の時からそう教えられるのです。だから、本当のことは言わないし、味方に都合の悪いことは全部隠すわけです。
http://blogs.yahoo.co.jp/atcmdk/55022675.html

ある人が孔子に、「私の村にはとても正直な人物がいて、父親が他人の羊を盗んだ時にそれを告発しました」と言った。
孔子は、「その人物を正直とは思いません。父は子のために隠し、子は父のために隠す、これが本当の正直というものです」と答えた〔金谷注・『論語』「子路第十三」〕。
 現代語に訳すと、「偉大な人物についてはその人物の不面目な事柄は隠し、優れた人物についてはその人物の過失を隠し、自分の血の繋がった親族については欠点を隠す」である。
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-449.html


中国人のことは良く理解できない、歴史的にも中国を理解することは容易ではない、三国志がその古典でありそこに中国人を理解する鍵がある。可愛くて頭がよく、

曹操のお気に入りの息子、曹冲くんが亡くなりました。
 時をほぼ同じくしてというか、曹冲の傷がネズミに噛まれたものではなく、毒蛇に噛まれたものであり、王宮の奥まで蛇がくるのはおかしい。誰かが連れてきたのではないか? その誰かというと、曹冲が亡くなれば、次の跡継ぎになるはずの嫡男曹丕という線が濃厚……



テレビで見た三国志は興味深いものがあった。曹丕が優秀な曹冲を恐れて暗殺した。それを父親の曹操に厳しく問われても自分が殺したと言わなかった。だから指導者にふさわしいと曹操も認めたという。これは嘘でも悪でも隠しつづけることが上に立つものにとっては守るべきものだとなる。
羊を盗んでも盗まないと言えとうい理屈もそうである。

●中国人は家族一族が国より大事


ここでは中国人は家族をまた家族の延長の一族を一番大事にする。だから中国でどういう姓に属するか大事になる。姓から一族であれば重んじる。同族であり協力しあうとなる。しきりに劉備玄徳でも劉という姓であれば重んじる協力しあうのである。日本では姓はほとんど関係ない、むしろ何々村の出身が大事であり姓もほとんどその土地の名から起こっているのが根本的に違っているのだ。日本と中国は漢字を使っていても相当に文化も歴史も違っているのだ。中国では姓を重んじ姓でつながり家族を一番大事にする。国は信用していない、国家の権力は常に変わり変わるたびに権力の座から追い落とされ辛酸をなめる、それは余りにも過酷なのである。権力闘争が熾烈であり敵に対しては容赦がない、恨みは骨髄に達して墓の骨まであばき罰せねばすまないのだ。それはいかにすさまじいかわかる。日本でも怨念とか怨霊があるが中国人のように凄まじいものではない、日本では敵味方塚とかあり敵でも手厚く葬ったりするが中国ではない、将棋では敵であったものが逆に駒として使えて勝つことになる。中国将棋は敵の駒はとったら使えない、大陸のゲ-ムではたいがいそうなる。それだけ生きること自体が中国では厳しかったのである。まさに食うか食われるかの世界である。


今は中国人の金持ちは財産をもちだし外国に逃げる算段をしているという、金持ちになり財産を貯えても中国では安全でないと歴史的にもDNA(遺伝子)にすりこまれているのだ。権力が一旦変われば金持ちでも財産没収になり殺されるかもしれないという恐怖がこびりついているのである。だから民衆の暴動を一番恐れているのは共産党の権力者と富裕層である。何ももたないものは恐れる必要がないのだ。これは中国だけではない、一旦財産をもつと人間は財産を失うという恐怖をもつようになるのだ。多額の金をもっている人はやはり金がなくなること金の価値がなくなることを常に心配していなければならない。そして奇妙なことは泥棒でも10万とかの金を盗んでもそれは返すことができる。ところがたまたま一千万とかを盗みで手に入るともともと欲深い人だと絶対返すことはない、そんな金を手にしたことがないからだ。不正で得た金でもその金が大きいともうその金を返さないし罪など悔いることもない、罪よりその金の大きさに魅了されてしまい返さなくなるのだ。結局人間はいくら悪であろうが不正でも財産をもつとそれを奪われたくないとなる。それだけ財産をもつことは人間を変えてしまうのである。津浪ですぐに逃げられなかった人もやはり財産にこだわっていたこともあるかもしれない、身一つでとっさに逃げることはむずかしい、ところが乞食のような家も何もない人だったら何も残すものもないのだから逃げられるのである。財産をもつことがそういう緊急のときは命取りになるのだ。


ともかく中国人ほど権謀術数を駆使する国はない、そこまでやるのか裏の裏をかき計略をめぐらしとにかく戦いに勝つことが先決になる。負けたらすべてを失うからである。日本人はいくら戦争でもそこまではしない、まだ淡白でありお人好しなところがある。中国人の戦いは容赦がないのだ。民衆もまきこまれて戦争では人口が激減しているのだ。それは現代にも文化大革命などで受け継がれている。一千万人なのかわからないけど殺されたというがその真相も闇の中である。だから権力者はそうした民衆の反乱を極度に恐れているのだ。今は安泰でもいつそうしてひっくりかえり糾弾されて吊るされて殺されるかもしれないという恐怖である。民衆を支配するのも恐怖だが権力者も民衆を恐れ恐怖状態にあるのだ。その点反日運動は共産党の幹部や富裕層にとっても民衆にとっても害がないから都合のいいものなのである。それが一旦共産党の幹部層に向けられたら恐怖になる。そういうことで不満が尖閣諸島をタ-ゲットにされるということがある。どちらにとっても恐怖がないからだ。遂には日本人を殲滅し日本を支配しろとかなる。民衆の不満と支配層の共産党幹部が共通した目的でそうなりやすい状況があるのだ。実際は中国の内部の矛盾や問題が根にあるのだがその解決のために日本が利用されるのである。


●アメリカ、中国、ロシアは三国志の再現か


ただ三国志的なものはグロ-バル化した世界でも適用される。アメリカ-中国-ロシアがそうである。この三国でやはり熾烈な権謀術数をめぐらしている。アメリカが尖閣問題では一番得したとかこの機に乗じてロシアは北方領土で優位に立つとか日本を食い物にする思惑しかないのである。これは三国志の世界である。日本はこの三国の間で食い物にされる立場にある。ともかく一国が巨大化すると帝国主義になり強権政治になるから恐怖である。どうしても巨大権力をそがないと世界が独占されてしまう。これは国内的にも常にそうである。東電なども国家並の権力をもって独占していたから誰も意見も言えなくなっていたのだ。カルト宗教団体でもどこが突出して巨大化して権力化したら恐怖である。創価はそういうことをねらって活動している。三国志を教科書としていることでもわかる。宗教はただ権力をとるための手段にすぎないのである。ただ宗教だからどうしても幹部も宗教に呪縛されるのである。罰を気にしている。病気になれば罰だし何か家に不幸があれば罰になる。うかうかと病気にもなれない、病気を隠しさえする。でもあれだけの数をみればわかる、不幸な人はあとをたたないし不幸な人が集るからますますどうしてそんなになったのだろうかという人が普通の社会より数が多いのである。病気は別に日蓮だって病気で死んだし聖人も病気になり早死にしたりしているしそれは罰とは関係ないのである。そんなふうにして判断すること政治権力をもつことはまた政教一致で危険なのである。中国の共産党支配もにているところがあるのだ。共産主義も一面カルト的なところがあるのだ。一種の宗教なのである。


支配者は神権政治ではだいたい狂信者である。狂信者だから厳格になる。厳格だから反対される。
反対されるからさらに一段と厳格になる。かれらの支配者の権力衝動は自分自身に向かってさえ宗教的熱中の衣をまとうものとなり従っていかなる従わぬものとなる。ここから拷問台や火あぶりの柱がもちだされる。ラッセル(権力-その歴史と心理)


これが今の中国の共産党一党独裁の心理である。一党独裁はファシズムでありカルト宗教団体が支配すれば必ずこうなる。その危険性は中国と同じなのである。いづれにしろ反日運動の深層には中国人の共通した心情が反映してあれだけ過激になったのである。ということは言われているように富裕層が中国から脱出する用意をしているとかやはり非常に不安定な危険な状態にあり一挙に共産党一党支配が瓦解することもありうる。そうなるとまた三国志の混乱になるのが中国なのである。



久しぶりでホ-ムペ-ジで書き続けた「時事問題の深層」のつづきを書いた。なかなか手術で入院して退院してから忙しいのだ。何でも家のことを一人でやらねばならないからそうなる。
posted by 老鶯 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 時事問題の深層