2011年09月19日

南相馬市周辺の負のスパイラル (土地価格が下落、医者看護師の流出など)


 南相馬市周辺の負のスパイラル

(土地価格が下落、医者看護師の流出など)

●南相馬市相馬市の土地価格が下がっている


一坪は約3.31平米なので
70×3.31=231.7平米です。


南相馬市の土地価格
http://toushi.homes.co.jp/owner/fukushima/city070212/chika24504.html

http://chika.m47.jp/datak-24281.html


相馬市の土地の価格
http://www.tochi-d.com/soumashi/


南相馬市は土地の値段が半分以上に下がっている。一平方メ-トルが6万から2万5千円に
不動産価値も下落している。10年前の半分以下である。南相馬市は全体的に土地からして価値がなくなってきている。原発事故前から下降線をたどっていた。今や誰も放射能の土地を買いたいとう住みたいとかなくなってくる。つまり放射能のせいで南相馬市全体の財産は下落させられたのである。これも原発事故のせいだった。相馬市も土地の価格が下がりつづけていた。仮設住宅に5000人入っているというのも驚きである。相馬市だけではないにしろ相馬市の被害も甚大だった。相馬市は田畑は普通に耕作している。でも土地の価格は下がっているのか?南相馬市から相馬市に移っている人もいる。それはアパ-トを借りる人でありその需要はある。しかし日本では家を建てるとなると土地から家から金がかかりすぎる。特に今は設備費などがかかるので家を簡単には建てられない、こんな放射能汚染になると余計にここには建てないだろう。


まず津波の被害にあった所は住みたくない、するとそこの土地はもう誰も買わない、誰も住まないともなる。これは津波の被害にあったところに共通している。土地の価値がゼロにもなってしまった。なぜなら誰も買わないし住まない、ただ原野化、湿原化しているだけである。 家を建てる人もへってくる。津波原発事故で財産が消失している。富岡町長の金庫のように金がある人は郡山にも新築できる。飯館村長も福島市にマンションを買った。つまり金のある人は外に出ることができる。その人たちはすでに故郷には帰らない、捨てたのである。ない人はとどまるほかないが老人だけになってしまう斜陽のこれまた異様な街になってしまうかもしれない、ソ-ラパネルの会社などが来ることは良いニュ-スである。火力発電所の東北電力の人も残る。その寮もある。田畑を耕す人は農家の人はもともと高齢化で経営も苦しかったから農地は放置されるかもしれない、残れる人は年金をそれなりにもらっている人と仕事が持てる人になってしまう。そういう衰退する街には若い人はますます住みたくないと流出してゆく。負のスパイラルが起きてくるのだ。

確かに南相馬市には核処理の仕事もない、一体この先何があるのだろうか?相馬野馬追いすら数が少ないと迫力に欠ける。しょぼい祭りに
なってしまう。それだけの数も集められなくなる。

限界集落では祭りを受け継ぐ人がいない、万葉祭りなどはなくなっていいにしても相馬野馬追いはなくなったら相馬には何もなくなる。観光と
してはチェルノブエリのように20キロ圏内の野生化した地帯を見る、原発事故現場を見るようなものがでてくる。飯館村は野生化してしまうだろう。鉄格子の窓からイノシシ見学などをするようになるかもしれない、ただ高瀬川などは別に放射能に汚染された水自体はきれいだし気持ちいい場所なのだ。ただ相当に山と森は放射能に汚染されているからそこも行きたくないとなる。老人はあまり気にしないから老人ツア-になる。自分も放射能など気にせず今まで行っていたのだから行きたいとなる。でもそんな未来なんてあるのだろうか?それはチェルノブエリと同じように異常な世界である。そんな世界に住みたいと思うだろうか?来たいという人も研究者と物好きになってしまうだろう。ゴ-ストタウンだ、まるで映画と同じだとか無責任な奴の見せ物になる世界は異常である。


●医者、看護師の他県への流出


毎日新聞で、福島県南相馬市で暮らしていた看護師の記事が掲載されていました。

横田明美さん(46)は南相馬市で勤務していた病院が福島第1原発から30キロ圏内であったため、今月から、山梨県の富士吉田市の市立病院で看護師として働き始めました。
長男と二人で山梨に避難してきたそうですが、夫で市職員である美明さんは、南相馬市に残っています
http://nurse-time.com/blog/2011/06/16/5893.html


透析が復活しない限り、緊急時避難準備区域が解除されても私は帰れない」。南相馬市原町区から福島市内に避難している高野融さん(82)はため息をついた。3年前から週に1度、南相馬市の大町病院で人工透析を受けていたが、震災に伴う医師不足で同病院が透析を休止、福島市内の病院で透析を続けている。同病院の透析患者は10人以上いるという。

南相馬市の緊急時避難準備区域内にある5病院では、震災前に計48人いた常勤医師が28人に、計457人いた常勤看護師も189人に激減した。近く始まる同区域の解除に向けた体制整備は急務だ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1315838901498_02/news/20110913-OYT8T01057.htm


相馬市と隣接する相馬市の病院関係者によると、「深刻な人材流出は起きていない」。むしろ事故直後には、原発周辺から避難した看護師が「働かせてほしい」と訪ねてくることもあったという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110912-00000006-cbn-soci


渡辺静さんは、いわき市で生まれ育ち、同市内の病院で看護師として勤務。
しかし、福島原発事故が発生したため、高校2年と中学2年の娘2人とともに、先に父親の知人を頼って下関市に避難。

その後、原発事故の収束の見込みもなく、娘も下関での生活を望んだため、下関市立済生会豊浦病院に看護師として就職することを選んだそうです。
http://nurse-time.com/blog/2011/06/17/5898.html


医者とか看護師は資格と経験があればどこでもひっぱりだこである。だからこういう災難が来たら他県に移る人も出やすい。他は就職がむずかしいから簡単に他県に出ても苦しい。医者と看護師は人材が流出しやすいから医療崩壊は深刻である。みんな子育てのためにはやむをえないと判断する。それを責めることもできないのが現状である。子育地蔵が石神にあったが今回は無力だった。地蔵に願ってもどうにもならなかった。


透析のようにもし治療を受けられないと死ぬというのは深刻である。自分も南相馬市立病院と民間の医院と相馬総合市立病院の三カ所に通い病院側のミスで危険状態になった。その時たまたま原町の医院が開いていたので助かった。緊急事態だったけど受け付けられなかった。その時混んでいたのである。医療には緊急事態がある。それに対応できなければ死ぬ人がでてくる。南相馬市とかではそういうリスクを受け入れて住まねばならないというのも辛いのである。

南相馬市立病院には一か月入院して看護師に世話になった。その人たちも他に流出したのだろう。若いから結婚していない人も多い、そういう人は看護師資格をもっていればどこでも働き場所があり将来結婚して子育てするのには放射能汚染地帯では危険だということで流出する。これをとがめることもできない、放射能は妊婦や子供に影響しやすいからそうなる。
もう南相馬市とかにいると死期も早めるということも考慮して住むほかないのかもしれない、ただ簡単に他へ移るのがむずかしい人はいる。土地とか家がありそこでなんとか暮らせる人は老人は出にくいのである。だから老人が残って若い人は出てしまったという家も多いのである。
ともかく医療は即命にかかわるから深刻なのである。ただ50代以上はあまり放射能を気にする必要がないということで残りたいという人が多いのである。新しい土地でなじむことはむずかしくなっているからだ。


● 飯館村は放射能汚染物質などのゴミ捨て場になるのか?


飯館村は南相馬市より深刻である。放射性物質の土などを空き地が多いのだから谷間のような所に集積して埋めるとかを村長が決定したみたいだ。飯館村の村長は福島市にマンションを買ったのだから帰らなくてもいい、金庫騒動の富岡町長も郡山市に家を新築したから帰るなくてもいい、金も十分にある。ただ本当にこのように市町村が崩壊するということはどういうことなのか理解できない、これが単に一時期的なものなら回復もある。ただ本当に帰れなくなる場合は市町村は消滅する。飯館村はどうしても放射線量が高いから簡単に帰れるとは思えないのだ。するとそこは国で管理するようになる。そこでの用途は産業廃棄物とかでもめたことがあったが核の処理場となり放射能汚染物質の置き場になりやすいのである。人がいないのだから反対する人もいなくなるからだ。ただ政府にしても東電でも補償金がかさむからそのあと長く補償しきれないだろう。補償をうちきり土地を買い上げることするとしてもその金が莫大だからこれからどうなるのかわからない、ただそう簡単に帰れないというのは現実である。放射線はセシウムだと30年とか減らないし除染にも限界がある。森を除染できないとすると一区画をしてもそれ以上は減らせないことがわかった。その森林が70パ-セントとかの地帯だから除染には限界がある。こういう点でも負のスパイラルが原発事故周辺で起きているのだ。

posted by 老鶯 at 23:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島原発事故関連