2011年05月25日

放射能の影響は風+雨+地形

 
放射能の影響は風+雨+地形


放射能の影響はチェルノブリでは極端だったからその資料が参考になる。しかしチェルノブリと福島県の浜通りにあった原発と地形が余りにも違っていた。それでチェルノブリの放射性物質の拡散はあまり参考にならなかった。ウクライナの穀倉地帯の地平線が見えるような平坦な地形とは余りにも違っていたのだ。そこは日本のように雨もあまり降らない乾燥地帯である。ところが日本はこれから梅雨になり雨がふる。それもまた違った影響を及ぼすしどうなるのか先がわからない、梅雨の最初の時期は浮遊している放射性物質が雨と共に落ちてくるから放射線量は高くなるから気をつけるべきだという。また放射性物質は森のような所に循環するという、葉から幹へ吸収して土に入ってゆく、土からまた吸収されて葉に蓄積される葉が散って土に帰る。そうしてセシウムのような半減期の長いものは森の中で消えないという、一方で雨になると放射性物質は流れだすことは確かである。それは山や森から平地に流れだしてくる。それで山から流れる川を取水して田んぼに流れるから南相馬市では田植えをしなかった。でも相馬市では田植えをしている。飯館村の山が近いし放射性物質が流れ込むことはまちがいない、飯館の山中からは南相馬市が一番流れやすい、飯館村は南相馬市と合併しなかったがやはり地理的にも飯館の山や森にたまった水は南相馬市に一番流れてくるのである。だから真野ダムの水などはどうなるのか水道の水は放射能-ベクレルが高くなるのか?その辺が心配だが発表されていない。梅雨の時期に何かしらの変化があるのか注意したい。


いづれにしろ日本のような狭い国土では山と平地と海は一体化している。山から流れる栄養分の高い水が海に流れて牡蠣に影響していたというのもそのためである。それはいい面での影響だったが悪い面での影響が放射性物質だった。飯館村に向かう浪江の山中の赤字木(あこうぎ)地帯とか津島とか30とか40マイクロシ-ベルトとかまでなっていた。そこから山や森にしみこんだ放射性物質、セシウムなどが流れてきたら平地も川も海もまた汚染される。ただ浪江や南相馬市の小高区は20キロ圏内で立入禁止区域になっているから人は今は汚染されない、田植えもしていないから水が流れてきても土は汚染されない、ともかく梅雨の時期に雨で放射性物質がどうなるのか、今一番高い放射線量の所から流れだせば低くなるのか?その辺はまた計ってみる必要がある。雨の影響もわからないのだ。チェルノブリでは乾燥地帯だから雨がふって流れだすことはなかった。日本は雨が降れば流れ出す、それかどういうふうに影響するかはわからない。そして雨がふると付着して放射性物質も土にふりたくわえられるのだ。福島市では高い山が壁となりちょうど雨が降った時がありその時放射性物質もふりつもり放射線量が高くなった。山の地形が影響した。それは栃木県でもそうである。茨城県は平地が多いが栃木県になると山国になる。その山が壁となりさえぎりそこに雨がふると放射性物質が土に堆積しやすくなるのだ。それで栃木県にも放射性物質は堆積した。神奈川県の足柄茶も丹沢などの高い山々がさえぎり壁となりそこにちょうど雨がふって茶にセシウムがでてきた。やはりその丹沢辺りまで高い山がないから風で流され雨がふり茶に出てきたのである。


放射性物質の流れはなかなかとらえにくい、風+雨+地形であり一定したものがない、変数として変化を与えるためにとらえられないのだ。中通りの本宮とか郡山から近い天栄村では放射線量が高かった。中通りが意外と高いことに驚いている。それは風と地形の影響が大きい。浜通りは30キロ圏内でも放射性物質は半分海に流れた。風向きが南風でもちょっとでも風向きが変わると海に流れてしまうのである。それは放射線量の測定で証明されている。山が壁のようになっているとそこにセシウムなどが堆積するが海に接していると海の方に流れやすいのである。それで海側の影響は少なかったのである。そういうことはチェルノブリではなかった。山がない地形だから日本とは放射性物質の流れは違ったものとなった。放射性物質の流れは気象条件と地形に影響される。風は一定方向に吹いていない、それなのに何故飯館方向に一直線に高い放射線量が広がったのか?チェルノブリでは帯状ではなくまだらに広がっている。
日本のように帯のようになっていないのだ。 風の影響もあるが地形も影響した。


やはり大陸だから山がないからそうなった。拡散の状態が違っている。日本では山や谷間の地形が放射性物質を吸い込むような働きをしたのかもしれない、日本の地形はロシアとか中国とか大陸と比べると非常に複雑である。その地形の複雑さが放射能汚染分布にも影響したのだ。海岸沿いは風の影響で海に流れやすいからそれほどどこも高くならないかもしれない、ただこれも地形による。半島のような所から流れたらどうなるかわからない、福島県の浜通りは直線的だから影響が少なかったとも言える。 つまり日本はどこまでも平坦な地形がつづく大陸とは違っている。フランスでもドイツでも山がない、アルプスをのぞいて山岳地帯はない、日本は山と海との複雑な地形だから放射性物質の影響も違ったものとなる。海に大量に流された放射性物質や日本の山や森に堆積した放射性物質が雨でどうなるのかとか被曝したあとの人の健康状態がどうなるのか?そうしたことがまだ未知である。放射性物質の影響がこれからどうなるのか結局未知の分野であり誰もまだ正確に指摘することはできない、だから結局学者でもいろんなことが言える。放射線は体にいいといえば信じる人もいるしこれは非常に危険だと言えば異常に危険だと感じる人もいる。それは誰も正確な知識などもっていないからだ。学者さえそうだとしたら素人などわかりえようがない。そこに混乱の原因があるのだ。

 

winds3-15.JPG
3月15日の風向き


やっぱり図のように飯館村の方向に東風が3月15日に吹いた。それから福島市や伊達氏から北風が吹いていた。そのために東風で流れた放射性物質が北風に押し戻されて郡山市に流れた。霊山辺りが高いのはそのためである。郡山市まで北風で流された放射性物質はさらに東風で天栄村に流れた。天栄村が放射線量が高くなっているのは風の影響だった。
南相馬市は3月15日は影響がなかった。東風だったからだ。そして海側は風がちょっとでも方向が変わると海に流れていた。山の方は山に堆積してしまったのでその後も長く放射線量が低下しなかったのである。

posted by 老鶯 at 19:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 福島原発事故関連